【カテゴリ:日記 父が遺してくれた『MONO』】
一昨日に引き続き、昨日(3月5日)も押入れを整理していたら、奥のほうから、なんか汚ならしい、薬品の缶みたいなものが出てきました。かなりの重量があり、揺り動かすと、ガチャガチャといった鈍い金属音のような音がします。
父は、約20年くらい前、よくパチンコに通っていました。
そして、余り玉をポケットに入れて家に持ち帰ってくることが、たびたびあり、それを何度か見た記憶があります。
なので、きっとパチンコ玉に間違いないと思いました。
缶が汚なかったので、手が汚れていやだなぁ、と思いつつも缶のふたを回して開けてみると...
なんと!!見たことも無い50円玉が、ぎっしりと缶いっぱいに入っていました。
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すぐに、なにかの昔話にあった『ここ掘れ、ワンワン!!』『大判小判がザックザク』などを連想しました。
数えていませんが、だいたい500枚〜1000枚くらいはありそうです。
穴があいているものと、あいていないものの2種類があり、現行の500円硬貨よりは、若干小さいですが、現行の50円硬貨よりはずっと大きくて、かなり立派に見えます。
↑左上:現行の500円硬貨、左下:現行の50円硬貨
それと、古いお金なので、かなりのプレミアがつきそうな気がします。
そこで、額面の10倍くらいの価値があるといいなぁ、などと考えつつ、さっそくネットで検索して価値を調べてみました。
すると、なんとっ!!
まったくプレミア的な価値はありませんでした...
額面そのままの価値しかないそうです。がっかりです。
昭和35年のものだけが、プレミアがつくそうですが、残念ながら、その年の50円硬貨はまったく見当たりませんでした。
ですので、仮に1,000枚あったとすると、5万円となります。
父の一周忌の法事のお布施や塔婆,花代くらいには、なりそうです。
しかし、もしかしたら今後プレミアがつくかもしれない、というわずかな希望と欲があるため、両替する気にはなれません。
結局、自分が死ぬまで使うことなく、このまま保管することになりそうです。
そういえば、自分は昔、100円硬貨を1000枚くらい、せっせとお茶の丸い缶(=茶筒?)に貯めたことがあります。
う〜ん、父の遺伝子をしっかりと受け継いでいたのが、こんなところで確認できました。
ところで、この缶の中には、破った古い雑誌のページが2枚入っていました。
『平凡パンチ』という雑誌の記事のようです。
ページの裏の広告から、だいたい1970年から1973年くらいだと推測できましたので、およそ40年くらい前でしょうか。
どうやら、この雑誌の記事にそそのかされて、お金を保存していたみたいです。
あと、この記事の中には、自分的に非常に興味深いことを見つけました。
↓下は、詳細が見れるようにスキャナで取り込んだ画像です
記事の冒頭に、
『ここ数年のあいだに、日本でもデノミ(平価の単位切り下げ)が行われる、というウワサがしきりだ。
日本でデノミが行われる場合、いま使われている百円が、一円に切り下げられるわけだ。』
と書かれています。
ちょうど、昨年暮れあたりだと思うのですが、北朝鮮が通貨ウォンのデノミネーション(デノミ、通貨呼称単位の変更)を実施しました。
自分は、この『デノミ』という言葉について、あまりよく知らなかったということと、カタカナ語だということがあり、つい最近使われるようになった単語だと思っていました。
しかし、実際には40年前においても、ごく普通に使われていた単語だと知り、驚きました。
【追記】2012-09-09 05:50 記事のタイトルを変更
変更前:単なる日記
変更後:『押入れ』から出てきた缶の中に『旧50円硬貨』が入っていた
変更前:単なる日記
変更後:『押入れ』から出てきた缶の中に『旧50円硬貨』が入っていた
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