【カテゴリ:パソコン ML115-G5】
『ML115-G5』の『CPUクーラー』を『刀3』に交換してみました。交換したマシンは、2台所有しているうちの古いほうであり、このマシンは普段ほとんど使っていないため、『CPUクーラー』を『刀3』に交換しても、あまり意味が無いような気がして、交換するのをためらっていたのですが、
せっかく買った『刀3』をこのまま放置しておくのももったいないので、意を決して交換しました。
まず、『刀3』本体の底面横に、マザーボードへ取り付ける為の金具をセットしました。
そして次に、『ML115-G5』本体からCPUクーラーをはずしました。
スポンサーリンク
グリグリと横に少しずつずらしながら、上に引っ張りあげ、なんとかソケットからCPUが『スッポン』することなく無事にはずれました。
↓はずしたときのヒートシンクとCPUの画像です。
↓『刀3』と、たった今取り外した『CPUクーラー』を一緒に並べた画像です。
標準CPUクーラーのファンを2段重ねに変更した自前のクーラーですが、見た目では結構な迫力があり、『刀3』にも引けを取っていないと思います。
もしもガラスケースがあったら、オブジェとして飾ってみたいと思いました。
...
さて、ここで『刀3』をマザーボードに載せてみようとしたのですが、なんと、予定外の重大な事態が発覚しました。
というのは、『刀3』の取り付け金具が、マザーボードから5ミリくらい浮いた状態の位置となっていました。
このため、予定していたインチネジでは、長さが全然足りないため、取り付けるのが不可能です。
ちなみに、ネットで検索すると
「マザーボードをケースからはずし、更にケース側についてる座金ナットを取り外して、『刀3』付属のプッシュピンで取り付け金具を固定する」
という方法や、
「標準CPUクーラーで使われている長いネジを利用する」
というような方法が見つかります。
が、そのようなメンドクサイことはしたくありません。
ん〜、どうしようか非常に悩み、しばらく考えたところ、ひとつのアイデアが浮かびました。
もしかしたら『六角スペーサー』が利用できるのではないか?ということです。
結果から先に述べると、この考えは大当たりでした。
『六角スペーサー』とは、本来、ケース上にマザーボードを載せるときに利用するものです。
↓『六角スペーサー』の画像です。
この『六角スペーサー』は、10年くらい前に買った『ネジのセット』に入っていました。
注意:『六角スペーサー』は、ミリネジのタイプも存在するようですが、今回利用するのはインチネジのタイプです。
↓『六角スペーサー』4個をマザーボードにセットしました。
↓CPUの上に残っていたグリスをふき取り、あらためてグリスを盛り付けました。
↓『刀3』をCPUの上にのせてみました。
ここで、またひとつ、非常に気になる事態が発生しました。
上記画像のとおり、PCIスロット側にコンデンサが1個、『刀3』の取り付け金具に干渉しそうな微妙な位置に存在しています。
↓とりあえず、インチネジを使って固定してみました。
↓真上から見た画像ですが、取り付け金具がコンデンサに触れるか否か非常に微妙です。
実際は、触れているような気がしますが、なんとかギリギリセーフです。
↓反対のメモリスロット側は、全然問題ありませんでした。
↓以下3つの画像は概観です(ハードディスクとグラフィックカードは、『CPUクーラー』交換前に事前に外しました)
↓『刀3』に付属している9センチファンの4ピンコネクタですが、中央寄りにあった突起は、カッターで削りました。
そして、PWMコントロールの為の4ピン目のリード線は、あえて引き抜き、はずして使うことにしました。
こうすることで、ファンは常に最大回転数(=仕様では2,500rpm±10%)で駆動します。
↓ハードディスクとグラフィックカードを取り付けた概観です。(作業前には、ハードディスクは最下段の位置にあったのですが、一番上に移動しました)
↓グラフィックカードと『刀3』のあいだの間隔は、標準CPUクーラーのときよりも、わずかに広がったような気がします。
↓電源を入れてみました。
↓BIOS上での温度表示です。
温度ですが、BIOSを表示して10分以上放置したところでは、最大で、フロントの温度センサーが 31 度、CPU は 54 度でした。
交換前の前回計測時、フロントが 32度で、CPU は 56度だったので、1〜2度くらい、わずかですが改善しているようです。
う〜ん、これだけ手間をかけて苦労したのに、この程度とは、かなりがっかりです。
たぶん、現在使っているCPU(=Athlon 64 X2 5000+)が、個体差で
というか、そう思いたいという心境です。
最後に、今回の体験から感じた個人的な感想ですが、『ML115-G5』のCPUクーラーは、標準のヒートシンクに、風量/風圧が大きめのファンを吹き付け方向でセットすれば、それでじゅうぶんであり、あえてCPUクーラー全体を交換する必要は無いような気がしました。
あと、もう一つ、グリスは薄く平らに塗るのではなく、中央に盛り付けるようにしてから、押し付けて密着させる方法が良いと思いました。
8月22日(日) 15:40 追記
ファンの電源コネクタからリード線をはずす方法ですが、参考までに載せておきます。
↓下の画像のようにコネクタの穴のリード線に近い側に、先の細いとがった『キリ』などの先を押し付けて、リード線を引っぱると、簡単にはずせます。
スポンサーリンク
【カテゴリ:パソコン ML115-G5】の最新記事
- 『ML115-G5』にインストールした『Windows 8 Enterprise 90日間評価版』をリセットした
- 『ML115-G5』のマザーボードを交換した(フロントパネル用コネクタ加工編)
- 『ML115-G5』のマザーボードを交換した(バックパネル加工編)
- 『ML115-G5』と『GeForce8400GS』で『T221』を使用して『QUXGA-W(3840×2400)』(12Hz)の表示を試してみた
- 『ML115-G5』に『Windows 8 Pro x64』をインストールした
- 『ML115-G5』上の“Ubuntu”を“12.04 LTS”にアップグレードした
- 『ML115-G5』のグラボを『GV-R545SL-1GI』に交換して『Windows 7』をインストールした
- 『ML115-G5』で『Phenom II X2 560 BE』は正常に動作しなかった
- もう1台の『ML115-G5』の電源も交換した
- 『ML115-G5』でCPUを『Phenom II X2 555 BE』に交換してみた
- 『ML115-G5』用の自作サイドパネルにファンフィルターを装着
- 『プラスチックボード』で作った『ML115-G5』用のサイドパネルの続き
- 『プラスチックボード』を使って『ML115-G5』のサイドパネルを製作
- 『ML115-G5』の電源を交換した
- 『ML115-G5』のサイドパネルに穴を開けた
- 『ML115-G5』のケースが錆びてきた
- 『ML115-G5』のサイドパネルへの穴あけを断念
- 『ML115-G5』への『刀3』の取り付け方法を見直しした
- 『ML115-G5』のケースファンを『光る!KAMAKAZEの風 92』に交換した
- 『ML115-G5』の『CPU』を『Athlon II X2 255』に交換した
G、電圧持っていますが通常で36度、高負荷のゲームをすると60度ぐらいですかね
除光液などでしっかり拭きとってグリス塗ったら20度以上下がりました。(最初の頃は通常60度高負荷90度でブルスクリーンがしょっちゅうw)
やはり、グリスは重要というか、あなどれないですね。
この記事のあとで、シルバーグリス(SG-77010)というのを買ったので、それを使って、もう一度きちんとグリスを塗りなおして試してみようと思います。