【カテゴリ:パソコン ML110-G5】
9月15日に『ML110-G5』のPCI-Eスロットを加工したことを書きましたが、今回は、『Ubuntu 10.04 LTS』(32ビット版)を使って、数種類のグラボの動作確認をしてみました。各グラボの動作確認として実施した内容は、前回(9月15日)と同様に、DVDドライブから『Ubuntu Desktop 日本語 Remix CD』を使用して『Ubuntu 10.04 LTS』(32ビット版)を立ち上げ、ブラウザ(=FireFox)上で『YouTube』の『Flash 動画』が再生されるところまでです。
使用したグラボは以下の6種類ですが、いずれも、今となっては入手困難な古い世代のグラボです。
・Radeon HD2600 PRO 256MB/PCI-E (メーカー名,型番等の詳細不明)
・Radeon HD3650 512MB DDR2 VDVO HDCP(メーカー名,型番等の詳細不明)
・Radeon HD4350 512MB GDDR2 PCIE-Ex2(GIGABYTE製 GV-R435OC-512I)
・NVIDIA Quadro FX1500 (Geforce 7900系)
・LEADTEK WinFast PX8400GS TDH Silent 256MB
・InnoVISION 9600GTI-H5GTCD(9600GT 512M 2DVI)
モニタは『IBM』の液晶モニタ『T221』を使用しました。
例外として『NVIDIA Quadro FX1500』の時だけ、『SAMSUNG SyncMaster 2233SW』というフルHDのモニタを使用しました。
結果から先に書くと、上記グラボの中で『NVIDIA Quadro FX1500』を除いた全てのグラボにおいて、『QUXGA-W(3840x2400)』の解像度で『Ubuntu』が立ち上がり(リフレッシュレートは『13Hz』)、ブラウザ(=FireFox)上で『YouTube』の『Flash 動画』が再生できました。
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ところで、『NVIDIA Quadro FX1500』についてなのですが、『T221』のモニタだと、なぜか『Ubuntu』立ち上がり時に画面が乱れてしまい、表示できませんでした。
このため『SAMSUNG SyncMaster 2233SW』というモニタを使用したわけなのですが、このモニタでは『フルHD(1920x1080)』で立ち上がって『Flash 動画』の再生まで動作確認できました。
その他、気づいた点としては、『HD2600, HD3650, HD4350』の3つは、『サウンドの設定』画面の『ハードウェア』タブにサウンド出力用のデバイスが表示されていたので、『HDMI』経由だとサウンドの出力が可能なようでした。
本当はサウンド出力も確認したいところなのですが、自分は『HDMI』経由でサウンドが出力できるモニタを所有していないので、実際にサウンドが出力できるのかまでは確認できませんでした。
...
以下に、使用した個別のグラボの画像と、『Ubuntu』動作時の画面のスクリーンショットなどを載せます。
(スクリーンショット取得時の画面解像度は、WUXGA(1920x1200)または、FullHD(1920x1080)です)
1.Radeon HD2600 PRO 256MB/PCI-E
このグラボは、ロープロファイル用であり、標準サイズのブラケットが無かったため、ブラケットを取外して『ML110-G5』に取り付けました。また、モニタへは『HDMI』出力からDVIへの変換ケーブルを使用して接続しました。
2.Radeon HD3650 512MB DDR2 VDVO HDCP
3.Radeon HD4350 512MB GDDR2 PCIE-Ex2(GIGABYTE製 GV-R435OC-512I)
4.NVIDIA Quadro FX1500
注:このグラボだけ、モニタには『SAMSUNG SyncMaster 2233SW』を使用しました。
モニタ『T221』を使用したときは、以下の画像のように表示が乱れてしまいましたので。
本当は、このグラボが『T221』と一番相性が良いはずだったのですが...
5.LEADTEK WinFast PX8400GS TDH Silent 256MB
6.InnoVISION 9600GTI-H5GTCD(9600GT 512M 2DVI)
注:このグラボは外部電源(=6ビンコネクタ)が必要なのですが、『ML110-G5』の電源には『PCI Express用電源コネクタ』が無いため、『PCI Express用電源変換ケーブル』を使用しました。
以上、『ML110-G5』において『Ubuntu 10.04 LTS』では、このように使用することができましたが、ウィンドウズでも使用できるかどうかは、わかりません。
ウィンドウズ自体の種類や、ドライバのバージョンなど、多様な組み合わせがあるので、ソフトウェア的に使用不可能なケースもあると思います。
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