【カテゴリ:パソコン ML110-G5】
今回は、『ML110-G5』の『BIOS』を最新のバージョンに更新してみました。そうしたら、なんとファンの音が劇的に静かになりました。
ただし、起動直後からの25秒〜30秒くらいの間は、BIOS更新前とほとんど変わらない大きな音です。
ですが、それ以後は信じられないくらいの静音になりました。
しかし、静かになったのは良いのですが、BIOS 更新後に立ち上げてみたところ、『Windows 2000 Pro SP4』と『Windows XP Pro SP3』の両方で、再度ドライバの更新が始まり、またキーボードもマウスも受け付けないような状態になって固まってしまいました。
どうやら、前回ドライバをインストールした前の状態に、システムが自動的に復元されてしまったような印象です。
そのため、9月22日の日記で書いたドライバのインストールを再度実施する羽目になりました。
ところで、前回『Windows 2000 Pro SP4』において、デバイスマネージャに『?』が1つ表示されていましたが、今回、インテルダウンロード・センターからダウンロードした『INF アップデート・ユーティリティー』(infinst911autol.exe)を実行したところ、この『?』マークは表示されなくなりました。
↑Windows 2000 上のデバイスマネージャで『?』マークが消えました。
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ちなみに『Ubuntu 10.04 LTS』では、BIOS 更新後も何の変化もなく、普通にサクッと起動されました。
...
さて、せっかくなので、今回自分がおこなった BIOS の更新手順などを以下に書いて記録し、残しておくことにしました。
↓BIOS 更新前のバージョンは、『O150312 03/12/09』でした。
(ちなみに BIOS の画面は、起動直後の最初の画面が表示されたときに『F10』を押すことで表示されます。)
『ML110-G5』用のドライバー&ソフトウェアは、以下のページでダウンロードできます。
HP ProLiant ML110 G5 Server series - Download drivers and software - HP Business Support Center:
http://h20000.www2.hp.com/bizsupport/TechSupport/SoftwareIndex.jsp?lang=en&cc=us&prodNameId=3577715&prodTypeId=15351&prodSeriesId=3577708&swLang=8&taskId=135&swEnvOID=1005
自分は、上記ページから以下の BIOS 更新用のファイルをダウンロードしました。
Systems ROMPaq Firmware Upgrade for HP ProLiant ML110 G5 Servers (For USB Key-Media)
version : 2009.10.09 (A) 26 Oct 2009
Size(MB): 2.6
ファイル名: SP45854.exe
↑2つ表示されていますが、下側のファイルです。
これは USB メモリによる BIOS 更新用のファイルであり、今回は USB メモリを使って BIOS を更新しました。
ちょうど『スター為替証券』からもらった 2GB の USB メモリがあったので、これを使用することにしました。
↑今回使用した USB メモリ
↓ダウンロードしたファイル(SP45854.exe)を実行した画面です。『Next >』をクリックします。
↓ライセンスの表示です。『I accept 〜』を選択して『Next >』をクリックします。
↓デフォルトのフォルダは『C:\SWSetup\SP45854』となっています。『Next >』をクリックします。
↓先程のフォルダにファイルが展開/作成されたのち、ツールは自動的に終了されます。
同時にブラウザが起動されて、以下のようなページが表示されます。
(ここで、もしもパソコンに USB メモリがセットされていなかったら、セットします)
↓フォルダ『C:\SWSetup\SP45854\ROMPaq USB Key』を開きます。
↓開いたフォルダの中にある『HPQUSB.exe』をダブルクリックして実行すると、以下のような画面が表示されるので、
『Device:』に、USB メモリのデバイス(ドライブ)が表示されていることを確認し、『Start』をクリックします。
↓実行すると USB メモリのデータが全て消えてしまいますが、消えても問題なければ『はい(Y)』をクリックします。
↓USB メモリにファイルを生成しています。
↓USB メモリへの書き込みが終了すると、以下のようなポップアップが表示されるので、『OK』をクリックします。
↓『Close』をクリックして、このツールを終了させます。
↓参考までに、USB メモリを見ると、以下のようなファイルが生成されていました。
さて、ここからようやく BIOS の更新作業となります。
USB メモリを『ML110-G5』にセットして、起動します。
注:BIOS での BOOT の優先順位は、デフォルトでは、CD/DVDドライブ,リムーバブルデバイス(=USB メモリ),ハードディスクの順になっていると思います。
もしも順番を変更していたなら、USB メモリの優先順位が上に来るように BIOS の BOOT 設定を変更します。
↓起動すると、以下のような画面が表示されるので、『Enter』キーを押して開始します。
↓BIOS のアップデート中です。(電源を切ったりしないように!!)
↓終了すると以下のように表示されるので、一旦電源を切り、再度電源を入れます。
↓BIOS 更新後のバージョンは、『O151009 10/09/09』になりました。
以上で終わりです。
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