【カテゴリ:パソコン ML110-G5】
今回は『ML110-G5』で、サウンドカードの『CREATIVE Sound Blaster VX (SB-5.1-VX)』と、『USBサウンドデバイス』を使って、サウンド出力の動作確認をしてみました。↑『CREATIVE Sound Blaster VX (SB-5.1-VX)』の概観
↑『USBサウンドデバイス』の概観
サウンドカードは、今まで『ML115-G5』に取り付けて使っていたものであり、USBサウンドのほうは、一昨年(=2008年)の12月頃に、秋葉原の『パソコンハウス東映』というお店で買ったものです。
『USBサウンドデバイス』の値段は、よく覚えておらず、700円〜1,000円くらいだったように思います。
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変換名人 by TFTEC:
http://www.henj.in/USB.html
...
まず、サウンドカードの『CREATIVE Sound Blaster VX (SB-5.1-VX)』を取り付けました。
現在取り付けてあるグラボ『SAPPHIRE Radeon X1600 PRO 256M GDDR3 PCIE HDMI』との干渉が心配されましたが、問題ありませんでした。
↓サウンドカード取り付け前
↓サウンドカード取り付け後
↓参考までに、グラボ『SAPPHIRE Radeon X1600...』の概観画像です。
取り付け後、DVDドライブから『Ubuntu Desktop 日本語 Remix CD』を使用して『Ubuntu 10.04 LTS』(32ビット版)を立ち上げたところ、『シャーッ』といったひどいノイズの状態となりました。
一度シャットダウンして、ハードディスクから『Ubuntu 10.04 LTS』を立ち上げても同様でした。
この現象は、以前このブログ(=5月24日と5月26日参照)にも書きましたが、『ML115-G5』の時とまったく同じでした。
次に、ハードディスクから『Windows2000 pro SP4』を立ち上げてみました。
立ち上げ後、自動的にドライバの更新が始まって、インストール用のCDを要求されたため、サウンドカードに付属されていたCDをDVDドライブにセットしたところ、無事にドライバがインストールされました。
↓デバイスマネージャに『SB 5.1』と表示されています。
ブラウザ(=FireFox)を使い、『YouTube』の『Flash 動画』を再生してみたところ、問題なくクリアなサウンドが出力されました。
ここで、『USBサウンドデバイス』をUSBに挿してみました。
すると自動でドライバのインストールが始まりました。
たしか、『デバイスドライバのアップグレードウィザード』画面が表示され、検索場所の指定を要求されたのですが、このとき、検索場所に『Microsoft Windows Update』を指定したところ、インストールが無事終了したような気がします。
注:このドライバのインストールは初回だけです。
↓デバイスマネージャに『USB オーディオデバイス』が追加されました。
先ほどのサウンドカードの時と同様に、ブラウザ(=FireFox)を使って『YouTube』の『Flash 動画』を再生してみましたが、サウンドは正常に出力されました。
さすがに音質はサウンドカードよりも、やや劣っているようであり、わずかながらノイズが感じられました。
...
さて、この『Windows2000 pro SP4』の状態で、再起動をおこない、『Ubuntu 10.04 LTS』を起動してみました。
するとなんと、『Ubuntu 10.04 LTS』でも、ノイズの無いクリアなサウンドが出力されるようになりました。
よって、結果として以下のような事がわかりました。
サウンドカードの『CREATIVE Sound Blaster VX (SB-5.1-VX)』は、
『Ubuntu 10.04 LTS』のコールドスタート(=電源ボタンのオンによる初期起動)では、サウンドにノイズが発生するが、マルチブート環境で、ウィンドウズを起動した後の再起動で『Ubuntu 10.04 LTS』を起動すると、ノイズは発生しない。
もちろん、必ずそうなるとは言い切れませんが、とりあえず、自分の『ML115-G5』と『ML110-G5』の環境では、このような現象が確実に再現しました。
...
ところで、『Ubuntu 10.04 LTS』でも『USBサウンドデバイス』の確認をしてみました。
ハードディスクから立ち上げた『Ubuntu 10.04 LTS』の状態で、『USBサウンドデバイス』をUSBに挿してみました。
『サウンドの設定』画面を見たところ、ハードウェアタブに、
『SSS Headphone Set 1 出力 / 1 入力 Analog Stereo Output + Analog Mono Input』
というデバイスが表示されていました。
出力タブでは『SSS Headphone Set Analog Stereo Stereo』が選択できるようになっていたため、このデバイスを選択しました。
そして、ブラウザ(=FireFox)を使って『YouTube』の『Flash 動画』を再生したところ、サウンドは正常に出力されました。
尚、『Ubuntu 10.04 LTS』のコールドスタートで『CREATIVE Sound Blaster VX (SB-5.1-VX)』が酷いノイズの状態であっても、『USBサウンドデバイス』からは、ノイズの無いサウンドが出力されました。
...
今回使用した、この『USBサウンドデバイス』に関してなのですが、昨日(26日)ネットを見ていたら、興味深い事がわかりました。
↑(裏側のシールは、2重に貼られていました。)
この『USBサウンドデバイス』に外見がそっくりの製品をまとめたサイト(=下記アドレス)があるのですが、
USB 3D SOUND を集めてみました:
http://www.ftechworks.mydns.jp/blog/3dsound/index.html
このサイトの内容を見て、外見は似ていても製品の中身にはバラツキがあり、こんなにも違っていたのか、とちょっと驚きました。
前々から似たような製品がいっぱいあるな、とは思っていたのですが、とても参考になりました。
そういえば、1年以上前くらいに、この『USB 3D SOUND』に関して、ネット上での評判を見たときに、『ノイズが酷くて使い物にならない』といった内容から、『USBにしては、素晴らしい音質』などまで、評価が極端にわかれていたことを思い出しました。
なるほど、外見が似ていても、実はたくさんの種類があり、品質もさまざまだったので、それで評価がわかれていたのか、と少し納得しました。
ちなみに自分の所有している『USB 3D SOUND』は、前記サイトの『HY554』に相当するはずなのですが、なぜか、基板の裏側を見ると、前記サイトに掲載されていた画像とは全く異なっていました。
それと、前記サイトの中では『左右の出力が逆になっている』とありましたが、自分のものでは、左右の出力は正常でした。
ノイズもそれ程ではないと思うので、『あたり/はずれ』でいえば、『あたり』の部類に入るのではないかと思いました。
...
あと、ちょっと話が脱線しますが、前述のサウンドカードを取り付けた際の画像を撮影していたときに、ひとつ気になることを見つけました。
というのは、マザーボードの一番下に、BIOS のバージョンが記載されたシールが貼ってあったのですが、そのシール上のバージョンは最新の『BIOS:O151009』となっていました。
しかし、実際の BIOS は、古いバージョンの『O150312』でした。
どういうことか、よくわかりませんが、あまり深く追求しないことにしました。
BIOS のバージョンが古かったことで、前回のような BIOS 更新という楽しみを得られたので、むしろラッキーだったと思うことにしました...
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ところが、手持ちの Windows 2000 pr(CD)をインストールできません。インストール方法を教えて頂けないでしょうか。現在 Ubuntu をインストール済みです。
自分は、Windows2000 をインストール済みの環境に、あとから Ubuntu をインストールしました。
残念ながら、Ubuntu をインストール済みの環境に、Windows2000 を追加でインストールした経験はありません。
ですので、できるのか否かは自分にも分かりません。
ちなみに、Windows2000 のインストールですが、自分の場合はいつも『SP+メーカー』というフリーソフトを使って、Service Pack 4 を統合したインストールCD/DVDを作成し、そのCD/DVDを使用してインストールするようにしています。
Ubuntu はかなりの頑固もので関連のないソフトのインストールを拒否する性質があるようですね。
私はダブルブートなどは考えてなくて、とにかく音が出るようにsound braster が使えるようにしたいのです。Ubuntu をフォーマットしてWindowsがインストールできるなら、この方法を取りたいです。フォーマットの方法を教えて頂けないでしょうか。大変、甘えたお願いで恐縮です。
うろ覚えですが、Windows2000 のインストールCDでブートし、インストールを開始すると、どこにインストールするかを選択する場面があると思います。
そこで、パーティションの削除ができると思いますので、Ubuntu のインストールされているパーティションを削除してみてはどうでしょうか。
あと、インストール時に、どのようなエラーになっているのか分かりませんが、失敗するのは、もしかして『137GBの壁』の問題かもしれません。
だとすると、前回のコメントにも書きましたが、『SP+メーカー』というフリーソフトを使って Service Pack 4 を統合したインストールCD/DVDを作成することをお勧めします。
理由は、ノーマルの Windows2000 では、約128GBを超えるハードディスクに対応していないためです。
google で "windows2000 160GB" などで検索してみると、参考になる情報が得られると思います。
例として、以下のページが参考になるかと思います。
http://pcorange.jugem.jp/?eid=34