【カテゴリ:パソコン ML110-G5】
今回は、『ML110-G5』の CPU の『インテル Celeron 440(2GHz FSB:800MHz L2:512KB)』を 2.66GHz にオーバークロックしました。オーバークロックの方法としては、アルミホイルを使って CPU の裏側の接点を接合し、システムバスを 1,066MHz に見せかけるというものです。
1,066MHz は、800MHz の約 1.33 倍ですので、2GHz の 1.33 倍ということで 2.66GHz となります。
基本的な改造方法は、以下のページの下のほうの
『禁断の「アルミホイル改造」でメモリ設定を柔軟に』
という箇所に記載されています。
DOS/V POWER REPORT | Impress Japan:
http://www.dosv.jp/feature/0710/08.htm
自分は上記ページを参照し、そのとおりに実施しましたので、改造方法の詳細については、そちらを参照してください。
...
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↓外した CPU クーラーの概観です。
次に、CPU ソケットから、CPU を外しました。
↓CPU を外した際の画像です。
↓CPU の表側の画像です。
↓CPU の裏側の画像です。
そして、いよいよ、アルミホイルを使った接点の結合作業です。
アルミホイルの切り口の山ですが、自分が持っているアルミホイルの切り口では、山が細かすぎて利用できませんでした。
仕方なく、身の回りを色々と探してみたところ、太目のセロテープに付属していた、金属製のギザギザが付いた金具が、サイズ的に合っていそうだったので、この金具を利用しました。
以下は、CPU 裏側の接点に、アルミホイルを貼り付けた際の画像です。
↓CPU をソケットに取り付けました。
↓CPU にグリスを盛り付けました。(このグリスは、9月18日の日記の中で書いたシルバーグリスです)
↓CPU クーラーを取り付けました。
さっそく、電源をいれて BIOS の画面を表示し、確認してみました。
↓BIOS の画面です。
『CPU Speed』が『2.66 GHz』と表示されており、成功したようです。
さて、『Windows 2000 pro SP4』や『Ubuntu 10.04 LTS』を起動してみましたが、特に異常はありませんでした。
実は、『Windows XP Pro SP3』でも確認したかったのですが、3日間のライセンス認証の期限が経過していたため、ログインできず、そのため、確認できませんでした。
体感上では、『Windows 2000 pro SP4』は、それほどの変化は感じられませんでしたが、『Ubuntu 10.04 LTS』では、デスクトップ画面上での操作性やレスポンスが、速くなったような気がしました。(あくまでも、個人的な感想です)
以下の画像は、改造前と後のそれぞれで実施した『CPU-Z』と『HDBENCH』の結果です。
↓改造前の『CPU-Z』の内容(システムのプロパティなど、少し余計なものも含まれています)
↓改造後の『CPU-Z』の内容
↓改造前の『HDBENCH』の結果
↓改造後の『HDBENCH』の結果
ちょっと気になったのは、改造前後において『CPU-Z』の『memory』タブの画面の『DRAM Frequency』等が表示されていなかった点です。
この為、『SetFSB』を使って確認したところ、DDR は 533.3MHz となっており、やはりメモリもオーバークロックの状態になっているようでした。
(ノーマルでは、DDR は 400MHz のハズ)
↓『SetFSB』で、"Get FSB" した内容
ちなみに、『SetFSB』を利用する際の Clock Generator は、『ICS9LPR501HGLF』です。
最後に、お約束事となりますが、このような改造は『自己責任』であり、不具合が発生してもメーカーの保証は受けられません。
ですので、じゅうぶん御注意ください。
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