【カテゴリ:パソコン ML115-G5】
『ML115-G5』の『CPU』を『Athlon II X2 255』に交換したので、単に、それを記録しておくための日記です。まず、2台の『ML115-G5』のうちの1台目です。
交換前のハードウェア構成は以下です。
CPU:Athlon LE-1640B 2.7GHz(本体標準品そのまま)
メモリ:4GB (SILICON POWER製 SP004GBLRU800S22 2GB×2 DDR2-800 non-ECC)
HDD:160GB(本体標準品そのまま)Western Digital製
VGA:SAPPHIRE Radeon X1600 PRO 256M GDDR3 PCIE HDMI
SOUND :CREATIVE Sound Blaster VX (SB-5.1-VX)
メモリは、約2年近く前の最安だった時期に 3,000円位で買ったものです。
使っているハードディスクは、50G + 50G + 50G のように3分割したパーティーションの構成で、以下のようにOSをインストールしており、マルチブートとなっています。
ドライブ C: は『Windows 2000 Pro SP4』
ドライブ D: は『Windows XP Pro SP3』
3つ目のドライブは『Ubuntu 10.10』(32bit版)
↓CPUクーラーを取外した直後のCPUです。
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↓取外したCPUクーラーです。
↓CPUクーラーに付着していたグリス(?)を拭き取りました。
この『ML115-G5』からは、CPUクーラーを取外したのは初めてなのですが、付着していたグリス(?)は、ずいぶんと厚くて粉っぽい印象でした。
取外したCPUクーラーと、新しいCPUに付属していたCPUクーラーを比較してみました。
CPUに付属していたCPUクーラーのヒートシンクは、『ML115-G5』標準のものに比べると、かなり貧弱に見えます。
ちなみに、『ML115-G5』のマザボの形状は LGA775 なので、新しいCPUに付属のクーラーは、取り付けることができません。
↓交換したCPUにグリスを盛り付けた際の画像です。
この後、元のCPUクーラーを取り付けて電源を入れ、BIOS 画面を表示してみました。
↓CPUの名前には、『model unknown』と表示されていました。
↓5〜10分程度放置した際の最大温度は、フロントの温度センサーが 19度で、CPUは、35度でした。
通常、起動直後から5〜10分程度で、CPUの温度は3〜5度位上昇するので、自分はいつもこの値を基準にしています。
感覚的には、交換した新しいCPUは、標準の Athlon LE-1640B と同じくらいの温度ではないかと思いました。
この後、『Windows 2000 Pro SP4』,『Windows XP Pro SP3』,『Ubuntu 10.10』を起動してみましたが、特に問題ありませんでした。
↓『Windows 2000 Pro SP4』上での『システムのプロパティ』の表示内容
↓『Windows 2000 Pro SP4』上での『CPU-Z』の表示内容
↓『Ubuntu 10.10』上での『システム・モニタ』の『システム』の表示内容
↓『Ubuntu 10.10』上での『システム・モニタ』の『リソース』の表示内容
ついでに、『Ubuntu 10.10』上で『VMware Player 3.1.2』を利用して、『Windows XP Pro SP3』を実行してみました。
↓仮想マシンには、CPUを2個、メモリを1GB割り当てました。
↓仮想マシンの『Windows XP Pro SP3』上での『CPU-Z』などの表示内容です。
↓仮想マシンの『Windows XP Pro SP3』で実行した『HDBENCH』の表示内容です。
(解像度は『WUXGA(1920×1200)』で実行)
CPUを交換したことで、仮想マシン上の『Windows XP Pro SP3』は、以前よりも快適になり、全画面表示にすると、まるでホストOSの『Ubuntu』を介さずに、直接『Windows XP Pro SP3』を実行しているかのようでした。
ところで、『Ubuntu 10.10』上での『VMware Player 3.1.2』なのですが、なぜか実行時に毎回、以下のような画面が表示されるようになり、通常の『VMware Player』画面が表示されるまで時間がかかるようになってしまいました。
試しに『VMware Player』をアンインストールして、再度インストールし直してみたのですが、状況は変わりませんでした。
ちなみにアンインストールの方法は、端末を開いて以下を実行することで、アンインストールされます。
$ cd /usr/bin
$ sudo vmware-installer -u vmware-player
インストールの方法は、端末を開いて、ダウンロードしたファイルのあるディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行することでインストールできます。
$ sudo bash VMware-Player-3.1.2-301548.i386.bundle
(VMware-Player-3.1.2-301548.i386.bundle は、ダウンロードしたインストール用ファイルのファイル名)
11月22日(月) 12:00 追記
VMware Player のバージョンを 3.1.3 にアップデートしたところ、上記の現象は解消されました。
...
さて、2台目の『ML115-G5』なのですが、こちらは、昨日(24日)の日記に書いたとおり、CPUを交換したら、なぜか『Windows 2000』が起動できないという現象が発生したため、仕方なく元のCPUに戻しました。
以下は、交換した際に撮影した画像です。
↓取外したCPUクーラー
↓ヒートシンクに付着しているグリスの状態
↓CPUクーラーを取外したときのCPUに付着しているグリスの状態
以下、新しいCPUに交換して電源を入れ、BIOS で温度を確認してみました。
↓BIOS 表示で5〜10分程度放置した際の最大温度は、フロントの温度センサーが 18度で、CPUは、31度でした。
BIOS 画面を表示して、この温度の低さを見たときは、ちょっと驚きました。
CPUクーラーに『刀3』を使用している事の影響もありますが、やはり、CPUはステッピングやリビジョンなどが新しい個体ほど、きっと発熱も低くなっているのだろうと思います。
ですので、同じ TDP 65W でも『Athlon 64 X2 5000+』は、3年以上も前のCPUであるため、発熱による温度が高いのも仕方ないと思いました。
結局CPUを元の『Athlon 64 X2 5000+』に戻したため、新しいCPUを使用できなくて残念な結果になりましたが、いずれ BIOS が更新されて、今回のようなトラブルが解消されることを期待したいと思います。
ところで、話の内容は全く変わりますが、この古いほうの『ML115-G5』には、半年以上前に『Windows 7 Professional』をインストールしました。
しかし、今からちょうど1年前に、メインで使っているパソコンに『Windows 7』をインストールしてライセンス認証していたため、この『ML115-G5』にインストールした『Windows 7』は、当然認証できず、使用できないままとなっていました。
しかし、昨日、この『ML115-G5』のCPUを交換して動作を確認している過程で、何気なく認証を行ってみたら、認証に成功しました。
たしか Windows XP が 120日位だったかで再度認証できたような気がしますが、Windows 7 も一定期間経過後は、再度認証できるのでしょうか?
今回、2台目のパソコンへのライセンス認証に成功したのが、どういう理由なのか検索しても、はっきりとした原因は分かりませんでした。
ちなみに自分は、もったいないですが『Windows 7』を全く使っていません。
この1年で、起動したのは3〜4回くらいであり、それも、Windows Update を実行しておこうと思って起動しただけです...
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