【カテゴリ:パソコン Tips等】
12月20日に”『Ubuntu 10.10』で『Thunderbird』を使い、他のOS(=例 Windows 2000)上のメールを共有して使用する方法について”
という記事を書きましたが、今度はその『Windows 7』編です。
『Windows 2000 Pro SP4』と『Windows 7』がインストールされているマルチブートの環境で、
『Windows 2000 Pro SP4』上の『Thunderbird』のメールデータを、そのまま『Windows 7』でも共有して利用することができました。
基本的な方法は、前回の『Ubuntu 10.10』のときと同様です。
前提としては、既に『Windows 2000 Pro SP4』上に『Thunderbird 3.1.7』がインストールされており、メールを送受信する環境が設定されているものとします。
また、今回は『Windows 7』への『Thunderbird 3.1.7』のインストール方法は省略します。
そして、既に『Windows 7』上には『Thunderbird 3.1.7』がインストールされているものとします。
※ 以降、『Windows 2000 Pro SP4』上の『Thunderbird 3.1.7』のメールフォルダを共有して使用するための手順(=自分の場合のサンプル例)です。
『スタートメニュー』の『ファイル名を指定して実行...』をクリックします。
『ファイル名を指定して実行』画面にて、入力ボックスに『thunderbird -P』をキー入力し、『OK』をクリックします。
『Thunderbird - ユーザプロファイルの選択』画面が表示されるので『新しいプロファイルを作成(C)...』をクリックします。
『プロファイル作成ウィザード』画面が表示されるので、『次へ(N)』をクリックします。
以下の内容の画面が表示されます。
入力ボックスに、任意の適当なプロファイルの名前を入力し、『フォルダを選択(C)...』をクリックします。(例として、自分は『kingpcfx』を入力)
以下の『フォルダーの参照』画面が表示されます。
『Windows 2000 Pro SP4』のドライブ上にある『Thunderbird』のメールフォルダを選択し、『OK』をクリックします。
参考までに自分の場合の例として、今回『Windows 2000 Pro SP4』側で見た、対象となるメールのフォルダは、
C:\Documents and Settings\Administrator\Application Data\Thunderbird\Profiles\y7dvvhba.default
でした。
以下の『プロファイル作成ウィザード』画面に戻るので、『完了』をクリックします。
以下の『Thunderbird - ユーザプロファイルの選択』画面に戻るので、『Thunderbird を起動』をクリックします。
以下のような『システム統合』画面が表示された場合、必要に応じて『OK』または、『キャンセル』をクリックします。(自分の場合は『OK』を選択しました)
↓『Windows 2000 Pro SP4』上で使用していた『Thunderbird』のメールが、全てそのまま表示されました。
...
『Windows 7』上で実行した『Thunderbird』でのメールの内容や、アカウント情報、フィルタ設定(=メールの振り分けルール)等は全て『Windows 2000 Pro SP4』上の『Thunderbird』のものと同じ内容であり、メールの送受信も問題なく実行できました。
また、この後『Windows 2000 Pro SP4』で立ち上げ直して『Thunderbird』を起動したところ、『Windows 7』上で受信したメールデータも問題なく反映されていました。
以上、前回と今回の結果から、『Thunderbird』のメールが格納されているこのフォルダのファイルは、『Ubuntu 10.10』でも『Windows 2000』でも『Windows 7』でも共有して使用できる事がわかりました。
ちなみに、『Windows 2000 Pro SP4』上でも、『thunderbird -P』を実行することにより、メールのフォルダを選択することができましたので、『Windows 2000 Pro SP4』がインストールされているドライブ以外の、任意のドライブ/フォルダに移動することも可能だと思います。
というわけで、この『Thunderbird』のメールが格納されているフォルダの下にあるファイルを全てまるごとコピーすれば、バックアップや、他のPCへの移動も簡単にできると思います。
コピーやバックアップをする場合の補足となりますが、『global-messages-db.sqlite』という大きなサイズのファイルが存在すると思うのですが、このファイルは除外しても問題ないと思います。
『global-messages-db.sqlite』は削除したとしても、次回起動時に、また生成されると思います。
自分の場合は『global-messages-db.sqlite』が2GBくらいのサイズでしたが、削除してもまた生成されて自動的に大きくなっていきましたので。
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