【カテゴリ:パソコン ML110-G5】
前回(=3月20日)に引き続き、今度は『ML110-G5』のCPUファンを『鎌風の風90 KKF90-01』に交換してみました。↓『鎌風の風90 KKF90-01』
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ところで、『ML110-G5』は販売終了となり、もう新品は売っていないのかと思っていたのですが、WEB通販ショップの『ottoダイレクト』を見たら、まだ売っていました。
HP 4456070-CSET ProLiant ML110 G5 : ottoダイレクト:
http://www.ottonet.co.jp/products/detail/47426
価格は税込 7,980円であり、現時点での在庫は残り 46 となっていました。
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2006年4月頃に発売された、岡谷エレクトロニクス株式会社(略称:OEC)の『SANDWICH OEC-AVC-01』という製品です。
CPUクーラー(販売終了) | リテール製品/PCパーツ | OECソリューション | 岡谷エレクトロニクス:
http://www.oec.okaya.co.jp/solution/past-cooler.html
外見はそっくりなのですが、上記ページを見ると、仕様が微妙に異なっていました。
例えば、『ML110-G5』のCPUファンは PWM であり、回転速度は可変なのですが、この製品で使用しているファンは、2000rpm (±10%) 固定となっています。
その他、google で『岡谷エレクトロニクス SANDWICH』のキーワードを指定して検索すると関連するページがたくさん出てきましたので、それら検索結果のページを色々と見たところ、どうやら CPUとの接着面の銅板やプレートなどの材質/形状も少し異なっているようでした。
以下は、参考ページ。
ASCII.jp:「SANDWICH」という名のサンドイッチ型CPUクーラーが岡谷エレクトロニクスから近日登場予定:
http://ascii.jp/elem/000/000/352/352959/
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まず、『ML110-G5』本体からCPUクーラーを外します。
↓外したCPUクーラー
↓CPUソケット側(参考用)
次にCPUクーラーから、ファンを収納している黒いプラスティックのケースを外します。
このケースを外すには、左右2箇所の爪を外側に広げます。
↓CPUクーラーの底面(CPUとの接地面)側
↓左側の爪部分の拡大
↓右側の爪部分の拡大
↓マイナスドライバーを使って外側に広げているところ
↓爪が外れました。
↓ファンが格納されているケースを外側に引っ張ります。
↓更に引っ張って引き抜きます。
↓ファン側とヒートシンク側が分離されました。
↓ヒートシンク側
↓ファン側
ここで、ファンを収納している黒いプラスティックのケースから、ファンを取外します。
↓ケースには、4箇所の爪でファンが固定されています。
↓爪部分の拡大
注意点ですが、単純に爪を広げてもファンは外れませんでした。というのは、反対側で電源ケーブルが引っ掛かっているからです。
↓反対側の電源ケーブル部分
↓引っ掛かっていた電源ケーブル部分を外しました。
↓ケースの4箇所の爪を広げて、ファンを外しているところ
↓ファンが外れました。
↓外したファンのラベルを見ると、型番は『AVC』の『DS09225T12HP079』となっていました。
今度は、黒いプラスティックのケースに、交換用のファンの『鎌風の風90 KKF90-01』を取り付けます。
↓ケース部分に『鎌風の風90 KKF90-01』をはめ込みました。
↓ヒートシンク側に挿し込みます。
↓更に奥まで挿し込んだところ。
↓爪部分(まだ底面に爪が引っ掛かかっていません)
↓ヒートシンク側へのファン装着完了。
↓(別角度から)
CPUクーラーを『ML110-G5』本体のマザーボード側に取り付けます。
↓取り付け後の全体の概観
↓PCIブラケットのファンコントローラ(内側からの概観)
↓PCIブラケットのファンコントローラ(外側からの概観)
上側のコントローラーが今回の CPUファン用で、下側が前回のケースファン用です。
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さて、今回交換したCPUファンなのですが、マザーボードのCPUファン用コネクタには接続しないことにしました。
別途、新たに1個ファンを追加し、その追加したファンのコネクタをマザーボード側のCPUファン用コネクタに接続することにしました。
そのため、CPUファンの電源ケーブルは、以下のような分配ケーブルを使って接続し、本体電源からの電源を前回交換したケースファンと共用する形にしました。
↓ファン用端子(3Pin)を2分配するケーブル
新たに追加したファンですが、ファンの名前/型番は、Owltech の『静音 STANDARD ケース用DCファン 80mm ホワイトLED』OWL-FY0825L(WH) です。
この追加したファンは、ハードディスク設置用シャーシの底部分に、ダブルクリップ2個を使って固定しました。
↓設置した追加ファン『OWL-FY0825L(WH)』の概観
↓この追加したファンの電源コネクタと、マザーボードのCPUファン用コネクタからのリード線を接続したところ
というわけで、結局、BIOS上で認識される『CPU FAN』と『SYSTEM FAN(=ケースファン)』の回転数は共に、この追加したファンの回転数になります。
尚、『OWL-FY0825L(WH)』の仕様上の回転数は、2,000 rpm となっています。
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以下、電源オン後の概観の画像です。
↓BIOS 画面上でのファンの回転数は、『CPU FAN 2035.00 RPM』,『SYSTEM FAN 2035.00 RPM』となっていました。
この後、『Ubuntu(Linux)』やウィンドウズなどを起動したり、再起動や電源オフなども繰り返してみましたが、全く問題はありませんでした。
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以上、今回の CPU ファン交換により、起動直後の数十秒間の騒音は、完全に解消されました。
しかしながら、平常時の音は、若干大きくなってしまいました。
部品調達や交換作業の手間などを考えると、交換する価値は薄いように感じます。
ですので、静音効果を期待しての交換は、人にはあまりお勧めできないです。
とは言うものの、個人的な趣味というか、遊びと言う意味では、結構楽しめました。
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