【カテゴリ:パソコン ML110-G5】
今回も、また『ML110-G5』用のケースファンに関するネタです。『ML110-G5』用のケースファン及び、CPUファンとして、『ENERMAX』製ケースファンの『UCTB9』が使用できるのかを試してみました。
試してみようと思ったきっかけは、『ML110-G5』のケースファンを『UCTB9』に交換しているというブログやレビュー記事を見かけた為です。
具体的には、例えば google で『ML110G5 UCTB9』のキーワードを指定して検索すると、以下のようなサイトが表示されます。
HP ProLiant ML110 G5 のケースファンを交換してみた。 - 雨ときどき晴れ:
http://d.hatena.ne.jp/nogusa/20101003/1286120741
HP ML110 G5 その後 | 俺様のブログ:
http://oresamaserver.dip.jp/blog/?p=268
ENERMAX PCケースファン TBサイレンス 9cm UCTB9 - ジグソー:
http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/102931/
今まで自分が実験してみた結果の認識では、『UCTB9』のような回転数が約 1,400rpm 固定のファンでは、起動直後にエラーが発生して使用できないものと思っていました。
ところが、ネット上では前述のサイトのような動作報告が複数あったため、本当に動作するのか、この数ヶ月間非常に気になっていました。
このため、もしかしたら『ML110-G5』のBIOSでは、『UCTB9』の回転数が実際の2倍で認識されるのだろうか?などと想像したりもしてみました。
しかし、今回『UCTB9』を手に入れて実際に試してみた結果、結論から述べると、BIOS 上での回転数は、普通に約 1,400rpm 前後で表示されました。
そして、なんと、気になっていた起動直後のエラーは発生しませんでした。
その後、何ら問題なくOSも立ち上がり、無事使用することができました。
これをいわゆるパーツ間の『相性』のひと言で済ませるのは簡単ですが、いったい今までの自分の試行錯誤は何だったのか、もう全く理解不能な状況です。
『ML110-G5』では、多くのPWMファンでエラーが発生したり、実際に試してみないと起動できるか否かわからないなど、理屈の通じない激しい『相性』が存在することを、あらためて感じました。
...
以下、少し長くなりそうです。
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以下は、注文履歴の画面です。
金額は 656円で、配送料は無料でした。
『Amazon』では、たびたび在庫が復活して、このような安い価格となることがあります。
お届け予定日は、4月10日となっていましたが、実際には 9日の昼前頃に届きました。
参考までに、以下が代理店及びメーカーでの製品紹介ページとなっていますので、『UCTB9』の詳細な仕様などは、そちらを参照してください。
UCTB9 製品情報 コンピュータ関連製品の代理店事業 l 株式会社リンクスインターナショナル:
http://www.links.co.jp/items/ener-others/uctb9.html
Twister Bearing搭載 超静音ファン T.B.Silenceシリーズ UCTB8/9/12/14:
http://www.enermaxjapan.com/Twister_TB/TB-Silence.html
以下は、佐川急便で届いた際の包装箱などの概観画像です。
以下は、『UCTB9』本体の概観画像です。
こうもりの羽をイメージしたというファンのブレイド部分が特徴的であり、かつ、サイドのメタリックなフレームがとても印象的です。
なかなか斬新で高級感が感じられ、とても見栄えのするデザインだと思いました。
ブレイド部分は取り外しが可能なそうですが、固くて無理に外そうとすると壊れてしまいそうであり、結局、自分には外せませんでした。
...
まずは、3本のピン延長ケーブル(=本来はUSB用のもの)を使って、マザーボードのケースファン用のコネクタに接続し、電源を入れてみました。
↑マザーボード側のコネクタ部分
BIOS の画面上では、『SYSTEM FAN』(=ケースファン)の回転数は 1384.27 RPM と表示されていました。
BIOS を抜けてもエラーは発生せず、そのまま問題なく OS が立ち上がりました。
次に、今度は CPU ファンとしても動かすことができるのか、試してみようと思いました。
『UCTB9』の電源ケーブルを、マザーボードの CPU ファン用コネクタに繋ぎました。
ファンの回転数が固定なため、マザーボード側の PWM 制御用の4ピン目のピンは使用していません。
3ピン目のパルス(=回転数伝達)用のケーブルは分配する形で分岐し、マザーボード側のケースファン用コネクタのほうにも接続させました。
よって、BIOS 上では、CPUファンとケースファンは共に、『UCTB9』の回転数となります。
少々わかりづらいですが、要するに、前回の記事
(03/27)『ML110-G5』のCPUファンを交換した
の中で追加したファンの『OWL-FY0825L(WH)』と、『UCTB9』を置き換えた形です。
↓電源をオンしました。
BIOS の画面上では、『CPU FAN』と『SYSTEM FAN』共に 1368.36 RPM と表示されていました。
この後、BIOS を抜けてもエラーは発生せず、そのまま問題なく OS が立ち上がりました。
ということで、『UCTB9』は、CPUファンとケースファンのどちらにも交換して使用することができるという結果となりました。
以上、今回の結果から、個人的な見解となりますが、もしも『ML110-G5』の起動時の騒音を無くしたいなら、現時点ではケースファンとCPUファンの両方を『UCTB9』に交換するのがベストな選択ではないかと思いました。
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