【カテゴリ:パソコン その他日記等】
昨日(26日)は『ML110-G5』,『ML115-G5』と『エコキーパー(EC-03)』を使い、先日買った『80PLUS』のPC用電源『W500-SA』にどれくらいの省電力効果があるのかを確認してみました。以下は、『エコキーパー』を使ってみた際の表示例です。
↓瞬時電力量(=リアルタイムの電力量)を表示
↓その場合の1時間あたりの電気料金を表示
『エコキーパー』には、確認作業をし易くするため、以下のように背面に2メートルの延長ケーブルと、底には3個口の電源タップを付け足しました。(いずれも、昔 100円ショップで買った物)
...
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ハードウェア環境は、以下の通りです。
CPU:Celeron E3400 3.46GHz(=定格 2.6GHz からオーバークロック)
メモリ:1GB + 1GB(共に DDR2-800 ECC)合計 2GB
(=本体標準 1GB に、ML115-G5 に付属されていた 1GB を追加)
HDD:160GB(本体標準『ST3160318AS』)
VGA:SAPPHIRE Radeon X1600 PRO 256M GDDR3 PCIE HDMI
その他:CPU FAN →『鎌風の風90』(KKF90-01)
Case FAN →『光る!KAMAKAZEの風 92』(SY9225SL12VBL)
追加 FAN → OWL-FY0825L(WH)
確認する電力量は、本体標準の電源を使用した場合と『W500-SA』に交換した場合について、それぞれ以下の5つのパターンを測定することにしました。
1.本体の電源オフ(コンセントは繋いだ状態)いわゆる待機電力
2.BIOS画面を表示した状態
3.『EIST』(=省電力機能)は有効にして『Windows XP Pro SP3』を起動し、アイドリング(=無負荷)の状態
CPUスピード:1596.2MHz / Core電圧 1.100V
4.前記3.の状態から『Prime95 V26.6 Build 3』を実行(=CPU使用率 100%)
CPUスピード:3458.6MHz / Core電圧 1.288V
5.『Ubuntu 11.04』を起動し、アイドリング状態
さて、いよいよ測定結果となりますが、以下は本体標準の電源を使用した場合です。(単位はワット)
1.7
2.102〜103
3.88〜89
4.129〜130
5.90〜91
そして、『W500-SA』を使用した場合の結果は、以下のようになりました。
1.7
2.87〜88
3.73〜74
4.111〜112
5.75〜76
本体の電源オフ時(=待機電力)のみ、なぜか変化がありませんでしたが、それ以外では、いずれも 15%くらい減りました。
ところで、『ML110-G5』の電源を取り付けているネジの穴の位置は、以下のように、通常のATX電源(=『W500-SA』)とは異なっていました。
↓上に載せているのが『W500-SA』
『W500-SA』を使って測定した後は、また元の電源に戻すため、本体標準の電源は筐体から取り外さずにネジ止めしたままとし、ケーブルのソケットのみ抜きました。
↓『ML110-G5』の標準電源の状態
↓『W500-SA』の電源ケーブルに差し替えた状態
↓このように、本体の上に『W500-SA』を載せた形で測定しました。(『W500-SA』のケーブルが長い事が幸いしました)
...
次は、『ML115-G5』です。
ハードウェア環境は、以下の通りです。
CPU:Athlon 64 X2 5000+(定格 2.6GHz)
メモリ:2GB(non-ECC)
CFD ELIXIR W2U800CQ-1GLZJ(DDR2 PC2-6400 CL5 1GB * 2)
HDD:250GB SAMSUNG製 HD250HJ
VGA:GeForce8400GS
LEADTEK WinFast PX8400GS TDH Silent 256MB
SOUND :CREATIVE Sound Blaster VX (SB-5.1-VX)
その他:CPUクーラーは、『刀3』に交換
ケースファンは『光る!KAMAKAZEの風 92(=SY9225SL12VBL)』に交換
シャーシのフロント下部にファンを2個(8cmと12cm)追加
チップセットは『NFP3400』(=G5旧タイプ)
CPUの電圧は、BIOSで 1.100V に変更
確認する電力量は、本体標準の電源を使用した場合と『W500-SA』に交換した場合について、それぞれ以下の6つのパターンを測定することにしました。
1.本体の電源オフ(コンセントは繋いだ状態)いわゆる待機電力
2.BIOS画面を表示した状態
3.『Windows XP Pro SP3』を起動し、アイドリング(=無負荷)の状態
CPUスピード:2600.0MHz / Core電圧 1.100V
4.前記3.の状態から『Prime95 V26.6 Build 3』を実行(=CPU使用率 100%)
5.『Windows 7 Pro x64』を起動し、アイドリング状態
CPUスピード:1001.1MHz / Core電圧 1.100V
6.前記5.の状態から『Prime95 V26.6 Build 3(x64用)』を実行(=CPU使用率 100%)
CPUスピード:2600.0MHz / Core電圧 1.350V
測定結果ですが、以下は本体標準の電源を使用した場合です。(単位はワット)
1.7〜8
2.121
3.100〜101
4.138〜139
5.96〜97
6.176〜177
『W500-SA』を使用した場合の結果は、以下のようになりました。
1.7〜8
2.102〜103
3.83〜84
4.118〜119
5.79〜80
6.151〜152
やはり、『ML110-G5』のときと同様に15%程度の省電力効果がありました。
ちょっと気になったのは『Windows 7 Pro x64』の場合、BIOS で CPU Core 電圧を 1.100V に設定しているにも関わらず、負荷をかけると勝手に 1.350V(=定格)まで上がってしまったので、これは想定外でした。
あと、『ML115-G5』も電源取り付け用のネジ穴の位置が通常と異なるため、『ML110-G5』のときと同様に本体標準電源は取り付けたままとし、ケーブルのみ抜きました。
↓『ML115-G5』の標準電源の状態
↓『W500-SA』の電源ケーブルに差し替えた状態
...
以上で測定は終了ですが、『エコキーパー』では『積算電気料金』が見れるため、試しに見たところ 9.88円と表示されました。
ということで、今回の測定に要した電気料金は 9.88円であるということが分かりました。
最後に感想ですが、今回『エコキーパー』を買ったのは正解であり、大満足です。
なにより、リアルタイムに電気料金が分かるというのは、大袈裟かもしれませんが感動ものでした。
ただ、約3千円という価格は、まだ自分的には少々高いような気がしますが、パソコンの自作を趣味としているような人には、買う価値のある商品だと思います。
それと、現在の電力事情や社会情勢等を考えれば、このような商品は、ちょっとしたブームが起きてもおかしくない気がするのですが...
あと自分の期待としては、USB端子が追加されて、USB経由でモニタリングや電源オンオフの制御ができれば良いと思いましたが、もしかしたら、そのような商品は自分が知らないだけで、既に存在するのかもしれません。
以上です。
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