【カテゴリ:パソコン ML110-G5】
昨日(29日)は、『ML110-G5』に『W500-SA』(=PC用のATX電源)を取り付けてみました。27日の日記(=『エコキーパー(EC-03)』を使って『W500-SA』の省電力効果を確認した)の中でも書きましたが、『ML110-G5』では、電源を取り付ける為のネジ穴の位置が通常と異なっています。
しかし、何とか取り付けられそうな気がしたため、試してみました。
それと、自分の持っている他の3,000円以下のクラスの電源がどのくらいの消費電力なのかも知りたいと思い、今回『ML110-G5』を使い、ついでに測定してみました。
測定した電源は、以下の4種類です。
1 恵安 『GORI-MAX2 KT-S550-12A』 3,000円
2 恵安 『BULL-MAX KT-520RS』 2,980円
3 AQTIS 『明智光秀 AP-550H55』 2,280円
4 AQTIS 『AP-450H55N』 1,980円
注:上記における価格は、自分が買ったときの税込みの金額です。
本当は、もう1つ『エバーグリーン』の『パワグリ2 EG-525PG2』(2,650円)という電源も測ってみたかったのですが、ケース(『Z9 Plus』)に組み込んであって、取り外したり、付け直すの面倒だったので、やめました。
...
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↓取り外した標準の電源
↓電源を取り外した状態の『ML110-G5』本体
↓『ML110-G5』本体に、『W500-SA』を置いてみた
上の画像において、赤丸の4箇所が『W500-SA』のネジ穴の位置です。
2箇所のネジ穴の位置は、何とか合いそうでしたが、反対側のネジ穴の位置は合っておらず、更にコンセント・コネクタ部が干渉していました。
↓2箇所のネジ穴部分
↓干渉している部分
そこで、この干渉している箇所(=『ML110-G5』本体シャーシの金属部分)を、『ハンディーニブラー』という工具を使って切断することにしました。
↓『ハンディーニブラー』
↓以下、切断している際の画像
切断後、『W500-SA』を取り付けてみました。
ネジ止めしたのは、2箇所です。
↓取り付け後の概観
『ML110-G5』を縦に置きなおしてみたのですが、2箇所のネジ止めだけでしっかりと固定されており、落下の心配も無さそうでした。
『ML110-G5』の側板シャーシ(=ネジ止めしていない側)と、『W500-SA』の筐体が密着しているおかげか、ガッチリとした安定感がありました。
ただ、『W500-SA』の下側に、すき間ができているのが少々気になりますが...
以上で、『W500-SA』の取り付けについては終了です。
...
次は、他の電源の消費電力の測定結果です。
ハードウェア環境と測定パターンは以下の通りですが、27日の日記(=『エコキーパー(EC-03)』を使って『W500-SA』の省電力効果を確認した)の中の内容と全く同様です。
・ハードウェア環境
CPU:Celeron E3400 3.46GHz(=定格 2.6GHz からオーバークロック)
メモリ:1GB + 1GB(共に DDR2-800 ECC)合計 2GB
(=本体標準 1GB に、ML115-G5 に付属されていた 1GB を追加)
HDD:160GB(本体標準『ST3160318AS』)
VGA:SAPPHIRE Radeon X1600 PRO 256M GDDR3 PCIE HDMI
その他:CPU FAN →『鎌風の風90』(KKF90-01)
Case FAN →『光る!KAMAKAZEの風 92』(SY9225SL12VBL)
追加 FAN → OWL-FY0825L(WH)
・測定パターン(5種類)
1.本体の電源オフ(コンセントは繋いだ状態)いわゆる待機電力
2.BIOS画面を表示した状態
3.『EIST』(=省電力機能)は有効にして『Windows XP Pro SP3』を起動し、アイドリング(=無負荷)の状態
CPUスピード:1596.2MHz / Core電圧 1.100V
4.前記3.の状態から『Prime95 V26.6 Build 3』を実行(=CPU使用率 100%)
CPUスピード:3458.6MHz / Core電圧 1.288V
5.『Ubuntu 11.04』を起動し、アイドリング状態
・前回の測定結果
※ 『ML110-G5』本体標準の電源
1.7
2.102〜103
3.88〜89
4.129〜130
5.90〜91
※ LEPA 『W500-SA』
1.7
2.87〜88
3.73〜74
4.111〜112
5.75〜76
...
以下、今回測定した結果です。
※ 恵安 『GORI-MAX2 KT-S550-12A』
1.8〜9
2.90〜91
3.75〜76
4.115〜116
5.77〜78
※ 恵安 『BULL-MAX KT-520RS』
1.10
2.94〜95
3.79〜80
4.120〜121
5.81〜82
※ AQTIS 『明智光秀 AP-550H55』
1.8
2.93〜94
3.78〜79
4.119〜120
5.80〜81
※ AQTIS 『AP-450H55N』
1.10
2.91〜92
3.76〜77
4.118〜119
5.79〜80
...
感想としては、一番安い『AP-450H55N』が、もっとひどい結果になるものと予想していたのですが、以外にも、かなり良い結果だったのに驚きました。
たぶん、容量の大きな電源の場合、消費電力の低いパソコンだと、じゅうぶんな能力を発揮できず、かえって効率が悪くなるのかもしれないと感じました。
あと、消費電力の効率だけが性能の全てではなく、製品を評価するには、使用している部品や材質,安定性や耐久性,ファンの能力/音の大きさなど、色々な要素があると思いますが、とりあえず自分が買った 3,000円以下という低価格の電源の中では、『W500-SA』が総合的に見て一番良好だと感じました。
以上です。
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