【カテゴリ:パソコン その他日記等】
以前、このブログの (06/30)『ML110-G5』に『W500-SA』を取り付けてみた という記事の中で、電源毎に消費電力を測定してみた結果を書いたのですが、その結果に、新たに別の電源を測定した結果も加えて、グラフ化してみました。(3,000円以下の低価格電源ばかりなので、興味のある人は少ないと思いますが...)
↓結果のグラフです。
今回追加で測定した電源は、以下の3個です。
1 EVER GREEN 『パワグリ2 EG-525PG2』 2,650円
2 ML115-G5 新(2010年03月購入)に標準で付属している電源
3 ML115-G5 旧(2008年11月購入)に標準で付属している電源
スポンサーリンク
・ハードウェア環境(ベースは『ML110-G5』)
CPU:Celeron E3400 3.46GHz(=定格 2.6GHz からオーバークロック)
メモリ:1GB + 1GB(共に DDR2-800 ECC)合計 2GB
(=本体標準 1GB に、ML115-G5 に付属されていた 1GB を追加)
HDD:160GB(本体標準『ST3160318AS』)
VGA:SAPPHIRE Radeon X1600 PRO 256M GDDR3 PCIE HDMI
その他:CPU FAN →『鎌風の風90』(KKF90-01)
Case FAN →『光る!KAMAKAZEの風 92』(SY9225SL12VBL)
追加 FAN → OWL-FY0825L(WH)
・測定パターン(5種類)
1.本体の電源オフ(コンセントは繋いだ状態)いわゆる待機電力
2.BIOS画面を表示した状態
3.『EIST』(=省電力機能)は有効にして『Windows XP Pro SP3』を起動し、アイドリング(=無負荷)の状態
CPUスピード:1596.2MHz / Core電圧 1.100V
4.前記3.の状態から『Prime95 V26.6 Build 3』を実行(=CPU使用率 100%)
CPUスピード:3458.6MHz / Core電圧 1.288V
5.『Ubuntu 11.04』を起動し、アイドリング状態
以下、今回測定した結果です。
※ EVER GREEN 『パワグリ2 EG-525PG2』
1.7〜8
2.91〜92
3.76〜77
4.115〜116
5.78〜79
※ ML115-G5 新(2010年03月購入)の標準電源
1.7
2.109〜110
3.93〜94
4.135〜136
5.95〜96
※ ML115-G5 旧(2008年11月購入)の標準電源
1.7
2.102〜103
3.87〜88
4.129〜130
5.89〜90
↓以上の測定した結果を加えて一覧化してみました。
注:グラフ化するために、例えば 91〜92 のような場合、中間の 91.5 となるように統一しました。
今回の測定した結果から、以下のような事が分かりました。
・『パワグリ2 EG-525PG2』の消費電力は、『GORI-MAX2 KT-S550-12A』とほぼ同様(わずかに劣る程度)。
『パワグリ2 EG-525PG2』は 80PLUSの認証を受けていませんが、『80Plus Standard』相当の実力があるようです。
『パワグリ2』は低価格の割には結構評判が良かったように思うのですが、今回の結果で『なるほど』と思いました。
・2台の『ML115-G5』で、全く同一の仕様(見た目も全く同じ)の電源なのに、結果が大きく異なっていた。
旧(2008年11月購入)の電源の消費電力は、『ML110-G5』とほぼ一致(誤差の範囲)していたが、新(2010年03月購入)の電源は、なぜか5〜10%程度も性能が劣っていた。
実は、新(2010年03月購入)のほうの『ML115-G5』は、買ったときから少々不安定さがありました。
具体的には、1日程度時間を置いてから起動すると、ブラウザ(firefox)がエラーを表示することがあり、その状態だと『Prime95』もエラーとなります。
しかし、再起動すると、不思議と全くエラーは発生しません。
このため、先日、電源を『GORI-MAX2 KT-S550-12A』に交換したのですが、交換した後は、全くエラーは発生しなくなりました。
どうやら、新(2010年03月購入)のほうの『ML115-G5』の電源は不良品だったようです。
--------------------------------------------------------------
08月31日(水) 17:35 追記
電源を『GORI-MAX2 KT-S550-12A』に交換後も、不具合の現象が発生してしまいました。
数日間コンセントを抜いた状態にしておいた後、最初の電源投入でウィンドウズが立ち上がってから数分後、ブルースクリーンが一瞬表示されてリセットがかかりました。
その後、再度ウィンドウズが立ち上がってからは非常に安定しています。
根本的な原因は、電源以外のようでした。
--------------------------------------------------------------
以前、よくネット上で『ML115-G5』が起動しなくなったとかいうトラブルを目にしたことがありますが、そうしたトラブルの原因は、マザーボード側とされていることが多かったように思います。
しかし、もしかしたら、本当の原因は電源ではないかと思いました。
『ML115-G5』は、電源を取り付けている箇所の形状が、一般的なATX電源と物理的に不一致であるため、簡単に電源を交換できません。
そのため、なかなか原因を切り分けることができず、多くの人が『マザーボードが逝ってしまった』ということであきらめてしまったのではないかと思いました。
あくまでも推測ですが。
...
今回の計測結果とは関係ありませんが、『ML110-G5』や『ML115-G5』の電源を 80PLUS以上の電源に交換した場合、どれくらい電気代が節約できるかを考えてみました。
80PLUS以上の電源に交換すると起動後は標準の電源よりも10ワット以上低くなりますので、
1時間の電気料金が1ワット=0.022円として、1年間フル稼働した場合
10ワット * 0.022円 * 24時間 * 365日 = 1927.2円
よって、少なくとも 1927.2円以上が節約できる計算結果となりました。
電気代の面からは、サーバーとして年中無休で動かすのでなければ、まぁ電源が壊れない限り、普通に使ってて問題なければ交換の必要性は無しかな、という印象でした。
スポンサーリンク
【カテゴリ:パソコン その他日記等】の最新記事
- 『Caravan YU』の『CaraBARGAIN』でエレコム製マウス『KASANE(カサネ)』を買った
- 『Windows 8優待購入プログラム』は1月31日までとなっています
- 『NEC』製の『Express5800/S70 タイプhf』が12,980円で販売されてます
- 『IBM IntelliStationZ Pro [9228-LNJ] 』に『Windows 8 Pro x64』をインストールした
- 『MDL』(=My Digital Life Forums)へのアカウント登録手順
- 『衝撃!』マウスのホイール部分のゴムが溶けた
- 『ML110 G7』が1台辺り6,980円(※10台以上まとめ買いした場合)で販売されています
- 『Google アナリティクス オプトアウト アドオン』をインストールして影響がでたこと
- 『Google』のサイト内検索で日本語を指定したら正常に検索できなかった
- 『Windows 7』上で『MetaTrader 4』の『LiveUpdate』確認画面が繰り返し表示されるようになった
- 『PC4U』でCPUクーラー『Thermaltake V1 AX (CL-P0508-A) 』を買った
- 『ソフマップ楽天市場店』でグラボ『RADEON HD5450』を買った
- 『PC4U』でグラボ『RADEON HD6670 & HD5670』を買った
- 『Firefox』用のアドオン『Screengrab』がまた使えるようになった
- 『NTT-X Store』でロジクール ワイヤレスマウス『M325』を2個買った
- 『AMD Phenom II X4 965 BE』の動作確認をした
- 『Phenom II X2 560 BE』で4コア化を試してみた
- 『AMDが45nmプロセスでのすべてのPhenom IIとAthlon IIのモデルの出荷を停止』?
- 『AMD PhenomII X4 980BE』の動作確認のついでに1台組み上げた
- 昨日買った『Phenom II X2 555 BE』で4コア化と4GHzへのオーバークロックを試してみた