【カテゴリ:FX 『Ubuntu』でFXトレード】
このブログでは以前、以下のような記事を書いたことがあり、ここしばらくの間はこのブログの中においてページアクセスの上位にランクしています。2011年03月11日 『Ubuntu 10.10』上で『wine』を使用して『MetaTrader4』を動かす
しかし上の記事からは約1年位経過しており、この間『Ubuntu』や『MetaTrader4』のバージョンもアップされて少々状況が変わってきました。
そのため現在では、インストールして実行するまでの手順が上記の記事の内容とは異なってきています。
今回、『ML115-G5』に『Ubuntu 11.10』を新規にインストールして『MetaTrader4』の実行環境を再度設定しなおす事になったので、そのついでにインストール手順を見直して整理し、再びこのブログに記録しておく事にしました。
前回記事の時点との主な違いとしては、今回は手作業によるDLLファイル(=『mfc42.dll』等)のコピーが不要になっている点などです。
...
スポンサーリンク
左側の『ランチャー』に表示されている『Ubuntuソフトウェアセンター』のアイコンをクリックします。
以下の『Ubuntuソフトウェアセンター』画面が表示されます。
右上にある検索の入力ボックスに『wine』と入力します。
『Wine Windows プログラムローダ(Wine1.3)』を選択して『インストール』ボタンをクリックします。
実行するには特権が必要な為、以下の『認証』画面が表示されます。
『パスワード』を入力し、『認証する(A)』ボタンをクリックします。
『インストール』が開始され、以下のように表示されます。
しばらくすると『インストール』途中に、以下のような画面が表示されます。
『チェックボックス』にチェックを入れて、『進む(F)』ボタンをクリックします。
『インストール』が継続されます。
『インストール』が終了すると、『インストール』と表示されていたボタンが『削除』の表示に切り替わります。
以上で『Wine』のインストール手順は終了です。
ここで、インストールが正常に行なわれたことの確認のため、『Wine設定』画面を表示してバージョン等を表示してみます。
左側の『ランチャー』の一番上に表示されている『Ubuntuロゴ』のアイコンをクリックして、『Dash』と呼ばれる検索画面を表示し、検索ボックスに『wine』と入力します。
『Configure Wine』のアイコンをクリックすると、以下のような『Wine設定』画面が表示されます。
『Wineについて』のタブをクリックすると、以下のようなバージョン番号が表示されます。
インストールした『Wine』の現在のバージョンは『1.3.28』となっていました。
『OK』ボタンをクリックして、画面を閉じます。
...
次に、『MetaTrader4』のダウンロードとインストールの手順です。
ウェブ・ブラウザの『Firefox』を起動するため、左側の『ランチャー』に表示されている『Firefox ウェブ・ブラウザ』のアイコンをクリックします。
ダウンロードのページを表示させるため、ブラウザのアドレス欄に『www.metatrader4.com』と入力します。
表示されたページの中で、中央に位置するオレンジ色の『Free download (XXX Kb)』という箇所をクリックします。
以下のような『mt4setup.exe を開く』というタイトルの画面が表示されます。
『プログラムを開く(O)』の箇所のプルダウン・メニューから『その他』を選択して『OK』をクリックします。
以下のような『プログラムの選択』というタイトルの画面が表示されます。
左側に表示されている『ファイルシステム』→『usr』→『bin』の順にフォルダを開き、『wine』のファイルを選択して『開く(O)』をクリックします。
以下のような『mt4setup.exe を開く』画面にもどるので、『プログラムを開く(O): wine』と表示されている状態で『OK』をクリックします。
以下の『ダウンロードマネージャ』画面が表示されます。
続けて『MetaTrader 4 Setup (32bit)』画面が表示されるので『次へ(N)>』をクリックします。
以下のように表示されるので、そのまま『次へ(N)>』をクリックします。
以下のようにインストールが開始されます。
インストールが成功して以下のように『完了』ボタンが表示されたら、『完了』ボタンをクリックします。
この後、自動的に『MetaTrader4』が起動され、数秒くらいかかりますが以下のように表示されます。
デスクトップ上には、以下のような『MetaTrader 4』のアイコンが追加されていました。
以上で『MetaTrader4』のインストール手順は終了です。
...
自分の場合、『Windows』上で動かしていた『MetaTrader4』の実行環境をそのままコピーしたのですが、参考までにその手順も書いておきます。
左側の『ランチャー』に表示されている『ホームフォルダー』のアイコンをクリックします。
以下のような『ホーム』のフォルダー画面が表示されます。
画面上部に表示されているメニューから『表示(V)』→『隠しファイルを表示する(H)』をクリックします。
以下のように、今まで表示されていなかった『.wine』というフォルダが表示されます。
『ホーム』から『.wine』→『drive_c』→『Program Files』の順にフォルダを移動します。
『MetaTrader 4』のフォルダ名を、例として『MetaTrader 4_backup』などの名前に変更します。
自分の場合は、別ドライブに『Windows 7』がインストールしてあるため、そのドライブに存在する『MetaTrader 4』のフォルダを選択してコピーしました。
コピーしたフォルダを、以下のように(『Ubuntu』のドライブの『ホーム』→『.wine』→『drive_c』→『Program Files』の)フォルダに貼り付けました。
この後、デスクトップ上の『MetaTrader 4』のアイコンをクリックして起動したところ、以下のようなログイン画面が表示されました。
ファイルをコピーしただけではパスワードまでは継承されないようです。
あと、この画面は残念ながら文字化けしていました。
入力ボックスは、上から順に『ログインID』,『パスワード』,『サーバー』となっており、ボタンは左から『ログイン』,『キャンセル』となっています。
以下のように、適切な値を入力して左側の『ログイン』ボタンをクリックします。
すると、今まで『Windows』上で表示していた『MetaTrader 4』の画面がそのまま再現できました。
おわり。
スポンサーリンク
【カテゴリ:FX 『Ubuntu』でFXトレード】の最新記事
- 『Ubuntu 11.10』上で『はっちゅう君FX』を起動(その2)
- 『Ubuntu 11.10』上で『はっちゅう君FX』を起動
- 『Ubuntu 11.04』上でアプリケーションインストール型のFX取引システムを試してみた
- 『Ubuntu』で『Wine』を使用した『MT4』の続き
- 『Ubuntu 10.10』で『FX』(外為オンライン編)
- 『Ubuntu 10.10』上で『wine』を使用して『MetaTrader4』を動かす
- 『ML110-G5』の『Ubuntu』上で『FXの取引システム』を試す
- 『ML115-G5』の『Ubuntu』上で『FXの取引システム』を試す
- 『ML115-G5』の『Ubuntu』上で『VMware』を使い『MT4』を動かしてみた
- 『VMware用仮想マシン』の『Ubuntu 8.04 LTS』上でFXの取引システムを試してみた