【カテゴリ:パソコン 『Ubuntu』 Tips等】
『Ubuntu 11.10』でコンピューター名(=ホスト名)を変更する方法について書きます。知っている人にとっては、ある意味常識的な内容かもしれませんが、『Ubuntu』を使い始めたばかりとかでコンピューター名(=ホスト名)の変更方法が分からない、というような人は結構いそうな気がしました。
コンピューター名は OS をインストールする時のセットアップ画面で入力しますが、インストール後にやっぱりコンピューター名を変更したいと思う事は多いと思います。
コンピューター名は『システムモニター』の画面や『端末』の画面に表示されています。
↑システムモニター画面(この例ではコンピューター名に『NEC-S70-PJ』と表示されています。)
↑端末画面(プロンプトに『ユーザー名@ホスト名』という形で表示されています。)
...
さて、変更方法ですが、方法は『/etc/hostname』と『/etc/hosts』の2つのファイルの中に記述されている現在のホスト名を変更し、再起動するだけという簡単な内容です。
変更手順を以下に書きますが、例として変更前のホスト名は『NEC-S70-PJ』で、変更後のホスト名は『Ubuntu-01』です。
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$ sudo gedit /etc/hostname /etc/hosts
↑ファイル『/etc/hostname』の中には『NEC-S70-PJ』と記述されています。
↑『Ubuntu-01』に変更して保存します。
↑ファイル『/etc/hosts』にも『NEC-S70-PJ』の記述があります。
↑『NEC-S70-PJ』の箇所を『Ubuntu-01』に変更して保存します。
エディタを終了後、ファイルの中身が変更されている事を端末で確認してみると良いと思います。
$ more /etc/hostname /etc/hosts
正しく変更されているのが確認できたら再起動します。
↓再起動後の『システムモニター』画面ですが、『Ubuntu-01』と表示されています。
↓端末のコマンドプロンプトにも『Ubuntu-01』と表示されています。
以上でコンピューター名(=ホスト名)の変更終わり。
ところで余計な話になりますが、コマンドプロンプトに『~』(=半角チルダ)が表示されていると思います。
この『~』(=半角チルダ)は、ユーザーのホームディレクトリを表しており、例えば、以下のような使い方もできます。
$ cd ~tomcat6
このコマンドを実行すると『tomcat6』というユーザーのホームディレクトリに移動します。
ちなみに『ディレクトリ』とは『フォルダ』の事ですが、今は Linux でも『フォルダ』という言い方のほうが多くなったような気がしました。
ついでにもう一つ余計な事ですが、コマンドプロンプトの状態で『TABキー』を使うとファイル名が補完されるので便利です。
例えば端末で『ドキュメント』というフォルダに移動するときに、『cd ド』と入力します。
この後『TABキー』を押すと、自動的に『cd ドキュメント/』と表示されます。
今は普通に日本語のフォルダ名やファイル名が使われていますが、長いフォルダ名やファイル名をキー入力する場合は『TABキー』を使うと非常に便利です。
おわり。
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