【カテゴリ:パソコン ML110-G5】
昨日(9月23日)は『ML110-G5』のグラボを交換し、ついでに『Windows 8 Enterprise』90日間評価版(x64)をインストールしてみたので、その記録です。交換前のグラボは『SAPPHIRE Radeon X1600 PRO 256M GDDR3 PCIE HDMI』であり、交換後のグラボは『GIGABYTE HD4350 512MB GDDR2 (GV-R435OC-512I)』です。
↑下側のグラボが交換前の『Radeon X1600』,上が『Radeon HD4350』
どちらも古い世代のグラボであり性能的にも大した差は無いですが、『HD4350』のほうが少し新しく、余っていたので『Windows 8 Enterprise』をインストールする機会に交換しようと思いました。
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ちなみにグラボを挿しているマザーボードのスロットは、2年前にカッターで削った『PCI-Express x8』の懐かしのスロットです。
参考記事:2010年09月15日 『ML110-G5』のPCI-Eスロットを加工してグラボを取り付けた
...
交換前の『ML110-G5』のハードウェア環境は以下です。
CPU:Celeron E3400 3.46GHz
(=定格 2.6GHz からアルミホイルを使ってオーバークロック)
メモリ:1GB + 1GB(共に DDR2-800 ECC)合計 2GB
(=本体標準 1GB に、ML115-G5 に付属されていた 1GB を追加)
HDD:160GB(本体標準『ST3160318AS』)
VGA:SAPPHIRE Radeon X1600 PRO 256M GDDR3 PCIE HDMI
電源 :KEIAN GORI-MAX2 KT-S550-12A
ハードディスクには、先頭100GBに『Windows 7 Pro x64』,残りの領域に『Ubuntu 12.04 LTS』がインストールしてあり、デュアルブートの環境となっています。
『Windows 8 Enterprise』90日間評価版(x64)は、別の 320GB のハードディスク(SAMSUNG製 HD322HJ)に交換してインストールすることにしました。
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まず、グラボを交換して『Windows 7 Pro x64』を起動しようとしたところ、『Windows を起動しています』と表示されたままの静止状態になりました。
しかし、ハードディスクのアクセスランプが点滅していたため、5〜10分ぐらい待ったところ自動で再起動がかかり、無事『Windows 7 Pro x64』が起動されました。
『デバイス マネージャー』の『ディスプレイ アダプター』には、『ATI Radeon HD 4350 (Microsoft Corporation WDDM 1.1)』と表示されていました。
↓交換後(HD4350)の『Windows エクスペリエンス インデックス』
グラフィックス:3.6
ゲーム用グラフィックス:5.8
↓交換前(X1600)の『Windows エクスペリエンス インデックス』
グラフィックス:4.7
ゲーム用グラフィックス:4.1
ゲーム用グラフィックスのスコアは 4.1 ⇒ 5.8 に上がったのですが、なんと、グラフィックスのスコアが 4.7 ⇒ 3.6 に下がってしまいました。
これは、HD4350 のグラフィックメモリが GDDR2 のためだと思います。(X1600 は GDDR3)
グラフィックのスコアは、グラボのグラフィックメモリの性能に大きく影響されるみたいです。
...
さて、『Windows 8 Enterprise』90日間評価版(x64)ですが、自分は別のPCを使って以下のアドレスからISO形式のディスクイメージファイルをダウンロードし、DVD に焼きました。
http://care.dlservice.microsoft.com/dl/download/3/4/2/34212A9A-6FEB-4526-B3AC-65E79A6F74B0/9200.16384.WIN8_RTM.120725-1247_X64FRE_ENTERPRISE_EVAL_JA-JP-HRM_CENA_X64FREE_JA-JP_DV5.ISO
DVDのメディアですが、10年以上前に秋葉原で買ったものが出てきた為、使えるか否か試しにそのDVDメディアを使ってみることにしました。
正常に書き込みが終了し、問題なく使えました。
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次に余っていた 320GB のハードディスク(SAMSUNG製 HD322HJ)に交換しました。
このハードディスクには何が入っているか覚えていなかったため、とりあえず電源を入れてみました。
すると、前記同様5〜10分ぐらい待ったところ自動で再起動がかかり、『Windows 7 Pro x64』が起動されました。
自分はすっかり忘れていたのですが、以前このML110-G5で『Windows 7 Pro x64』をインストールしてライセンス認証した際にバックアップとして、このハードディスクにまるごとコピーしていたのでした。
ファイルの日付を見ると今年の2月頃のようであり、『Windows Update』を実行すると48個もアップデートされました。
せっかくなので別のパーティションを新規に作り、そこに『Windows 8 Enterprise』90日間評価版(x64)をインストールし、デュアルブート構成にする事としました。
『Windows 7 Pro x64』が動作している状態で、『Windows 8 Enterprise』のDVDをセットし、セットアップを実行しました。
以下、セットアップの画面
『パーティションに変更を加えるには、インストール メディアから Windows を再起動してください。』と表示されました。
残念ながら『Windows 7 Pro x64』上で実行したセットアップからは、パーティションが作成できませんでした。
【追記】2012-09-24 19:35 補足
以下のようにすれば、『Windows 7 Pro x64』上で実行したセットアップからでも新規パーティションへのインストールは可能。
1.『コンピューターの管理⇒記憶域⇒ディスクの管理』を開き、新規にパーティションを作成してフォーマット。
2.『セットアップ』画面では、『最新の状態に更新(R)』をクリック。
3.新規に追加したパーティションが表示されるので、そのパーティションを選択して『次へ(N)』をクリック。
以下のようにすれば、『Windows 7 Pro x64』上で実行したセットアップからでも新規パーティションへのインストールは可能。
1.『コンピューターの管理⇒記憶域⇒ディスクの管理』を開き、新規にパーティションを作成してフォーマット。
2.『セットアップ』画面では、『最新の状態に更新(R)』をクリック。
3.新規に追加したパーティションが表示されるので、そのパーティションを選択して『次へ(N)』をクリック。
仕方なく、再起動して DVD から起動しました。
DVD から起動したセットアップ画面には、前回表示されていなかった『ドライブ 0 の割り当てられていない領域』というのが表示されており、新規にパーティションが作成できるようになっていました。
新規に 100GB のパーティションを作成し、このパーティションにインストールする事にしました。
インストール処理が完了して再起動後、以下のようなOSの選択画面が表示されるようになりました。
ちなみに、ここで『Windows 8』を選択するとすぐに起動されますが、『Windows 7』を選択した場合は一旦余計な再起動が入ってから『Windows 7』が起動されます。
ユーザーアカウントを登録してログインすると、以下のようなスタート画面が表示されました。
以下は、デスクトップ画面です。
デバイスマネージャーを見ると、『不明なデバイス』が一つ表示されていました。
たぶん『Windows 7』などのときと同様であり、特に気にしなくても問題ないと思います。
画面右下には、『Windows 8 Enterprise 評価版 90 日 の間有効な Windows ライセンス Build 9200』と表示されていました。
以下は、『タスク マネージャー』の CPU のパフォーマンス画面です。
『Windows エクスペリエンス インデックス』以下のようなスコアとなりました。
プロセッサ:6.7 ⇒ 6.6
メモリ(RAM):5.5 ⇒ 5.5
グラフィックス:3.6 ⇒ 3.4
ゲーム用グラフィックス:5.8 ⇒ 5.7
プライマリハードディスク:5.9 ⇒ 5.9
(『Windows 7』⇒『Windows 8』)
『Windows 7』のときのスコアよりも、若干低い数値で表示されましたが、体感速度としては『Windows 7』のときよりも軽くサクサクと動いているような印象を受けました。
画面の表示がフラットになり、余計な視覚効果の処理が少なくなったのか、その分速度がアップしたような気がします。
現在のスペックでも、使い心地はかなり良好です。
以上です。
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