【カテゴリ:パソコン Express5800/S70 タイプPJ】
昨日(10月29日)、『NEC』製のPCサーバ『Express5800/S70 タイプPJ』に『Windows 8 Pro(アップグレード版)』(64bit)をクリーンインストールしてみたので、その記録です。インストール作業自体は既に別のPCで経験済みなので、今回は個人的に確認したかったことを試してみようと思い、色々と実験しながらインストールしました。
その為、少々イレギュラーなインストール手順となっています。
【主な確認内容】
- まっさらなハードディスクに『Windows 8 Pro(アップグレード版)』だけでクリーンインストールが可能なのか?
- 別のPCで既にライセンス認証済みとなっている『プロダクトキー』を使用してインストールした場合、どのようになるのか?
- 自動電話システムのライセンス認証手続きの内容は、以前自分が経験したとき(=Windows 7 のとき)と変わっているのか?
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- 『Windows 8 Pro(アップグレード版)』(64bit)の『インストール用DVD』と『プロダクトキー』を入手
- アップグレード版のインストール用DVDを使用して、まっさらなハードディスク(=全体約400GBの先頭100GB)にインストール
- 再びアップグレード版のインストール用DVDを使用して、再度インストール
- 自動電話システムを選択してライセンス認証手続きを試す
- ライセンス認証画面にて、前記1.で入手した正規の『プロダクトキー』を入力
※『プロダクトキー』は既に別のPCでライセンス認証済みのものを使用
⇒結果は『プロダクト ID: 使用不可』と表示され、ライセンス認証手続き自体が行えない状態。
※今回も『プロダクトキー』は既に別のPCでライセンス認証済みのものを再使用。
⇒結果は『Windows はライセンス認証されていません』と表示されるが、ライセンス認証手続きは行える状態。
⇒会話の無い自動電話システムだけではライセンス認証を完了することはできなかった。
⇒『詳細を知りたい場合』は担当者と話をする事となったため、中止。
⇒結果は『Windows はライセンス認証されています。』と表示され、インストール及びライセンス認証は無事完了
今回は、わざと『別のPCでライセンス認証済みとなっているプロダクトキー』を使用したため少々分かりづらいですが、結論としては『Windows 8 Pro(アップグレード版)』だけでも『まっさらなハードディスクへ2回インストール作業を実施』することで、ライセンス認証まで完了させることができました。
最初から正規の『プロダクトキー』を使用したとしても、同様にライセンス認証まで完了させることができると思います。
【ハードウェア環境】
『Express5800/S70 タイプPJ』がベースで、デフォルトの状態とは以下が異なっています。
- メモリを8GB(=4GB×2)に交換
- グラボ『SAPPHIRE HD5450 512M DDR3 PCI-E VGA/DVI-I/DP』を増設
- ハードディスクは、400GB(SAMSUNG HD400LJ)に交換
※ 使用しているモニタ:『IBM T221 (9503-DGP)』(EDID の設定値は 37)
...
以下は、前記の【概要】について、それぞれの詳細です。
- 『Windows 8 Pro(アップグレード版)』(64bit)の『インストール用DVD』と『プロダクトキー』を入手
- アップグレード版のインストール用DVDを使用して、まっさらなハードディスク(=全体約400GBの先頭100GB)にインストール
- 再びアップグレード版のインストール用DVDを使用して、再度インストール
- 自動電話システムを選択してライセンス認証手続きを試す
- ライセンス認証画面にて、前記1.で入手した正規の『プロダクトキー』を入力
以下の記事(※)と同様なので、省略。
※ 参考記事:2012年10月27日 『Windows 8 Pro』(64bitアップグレード版)をインストールした(前編)
http://kingpcfx.seesaa.net/article/299186505.html
http://kingpcfx.seesaa.net/article/299186505.html
以下の記事(※)とほぼ同様なのですが、主に『インストール場所の選択』の操作について書きます。
※ 参考記事:2012年10月27日 『Windows 8 Pro』(64bitアップグレード版)をインストールした(後編)
http://kingpcfx.seesaa.net/article/299288003.html
http://kingpcfx.seesaa.net/article/299288003.html
インストール用のDVDメディアから起動し『プロダクト キー』の入力では、別のPCでライセンス認証済みの『プロダクト キー』を入力しました。
『インストールの種類』は『カスタム:Windows のみをインストールする』を選択しました。
上の『Windows のインストール場所を選んでください』の画面で、『ドライブ 0 の割り当てられていない領域』を選択して『新規(E)』をクリックすると、以下のように表示されました。
『サイズ(S):』に 100000MB(=100GB) を設定して『適用(P)』をクリックすると、以下のように『システム ファイル用に追加のパーティションが作成されることがあります。』と表示されました。
『OK』をクリックすると、以下のように表示されました。
システムファイル用として 350MB のパーティションが自動的に作成されていました。
『ドライブ 0 パーティション 2』を選択して『次へ(N)』をクリックすると、以下のように『Windows をインストールしています』と表示されました。
...
インストール終了後にデスクトップで『システム』画面を表示すると、以下のようになっていました。
以下のように『Windows ライセンス認証』の箇所には、『プロダクト ID: 使用不可』と表示されていました。
画面の右下には、以下のように『Windows 8 Pro Build 9200』と表示されていました。
再度、インストール用のDVDメディアから起動しました。
『プロダクト キー』の入力は前回と同様に、別のPCでライセンス認証済みの『プロダクト キー』を入力しました。
『インストールの種類』は『カスタム:Windows のみをインストールする』を選択しました。
以下の『Windows のインストール場所を選んでください』の画面では、いったんパーティションを削除して作成し直すことにしました。
『ドライブ 0 パーティション 2』を選択して『ドライブオプション(詳細)(A)』を選択すると以下のように表示されました。
『削除(D)』をクリックすると、以下のような警告の画面が表示されました。
『OK』をクリックすると以下のように表示され、『ドライブ 0 パーティション 2』が削除されました。
『ドライブ 0 の割り当てられていない領域』を選択して『新規(E)』をクリックしました。
『サイズ(S):』に 100000MB(=100GB) を設定して『適用(P)』をクリックすると、以下のように表示されました。
『ドライブ 0 パーティション 2』を選択して『次へ(N)』をクリックすると、以下のように『Windows をインストールしています』と表示されました。
...
インストール終了後にデスクトップで『システム』画面を表示すると、以下のようになっていました。
以下のように『Windows ライセンス認証』の箇所には、『Windows はライセンス認証されていません。』と表示されていました。
画面の右下には、以下のように『Windows 8 Pro Build 9200』と表示されていました。
以下の『Windows ライセンス認証の詳細を表示』の箇所をクリックしました。
以下のような『Windows ライセンス認証』画面が表示されました。
『アクティベーションの詳細』の箇所を広げてみると、以下のように表示されました。
エラーコード:
0xC004C008
ライセンス認証サーバーで、プロダクトキーがロック解除制限を超えていることが報告されました。
0xC004C008
ライセンス認証サーバーで、プロダクトキーがロック解除制限を超えていることが報告されました。
以下の『マイクロソフト カスタマー サポートへのお問い合わせ』をクリックしました。
以下のように『ライセンス認証の手続きを行うための電話番号を検索してください』と表示されました。
以下のようにプルダウンメニューから『日本』を選択しました。
『次へ(N)』をクリックすると、以下のような『電話による Windows のライセンス認証手続き』の画面が表示されました。
上の画面の内容に従い、自分はフリーダイヤルの 0120-801-734 に電話をかけました。
以下、電話でのやりとりです。
...
こちらはマイクロソフトライセンス認証専用窓口です。
これから音声指示に従って電話機のプッシュボタンを操作していただきます。
ダイヤル回線をご使用の方は電話機のトーンボタンまたは米印(=こめじるし)を押してください。
日本語をご希望の方は1を押してください。
For english please press two.
#自分:1を押しました。
ライセンス認証を行いたい製品をお選びください。
マイクロソフトウィンドウズ製品、またはスモールビジネスサーバーキャルパック(=CAL Pack)のライセンス認証は1を、
ワード、エクセル、パワーポイントなどのウィンドウズ版オフィス製品またはビジュアルスタジオ、エクスプレッション(=Expression)などのライセンス認証は2を、
マック版オフィス 2011 のライセンス認証は3を、
ボリュームライセンスキーの発行をご希望の方は4を押してください。
#自分:1を押しました。
お客様のライセンス認証ウィザード内に表示されているインストールID番号のご用意をお願いします。
これから音声指示に従ってインストールID番号を電話機のプッシュボタンにて入力していただきます。
このライセンス認証手続きは約5分程度かかります。
手続きは匿名で行なわれ、お客様の個人情報を収集することは一切ございません。
インストールID番号最初のひと組6桁または7桁の数字を入力して下さい。
#自分:最初の番号(7桁)をプッシュボタンで入力しました。
インストールID番号2組目を入力して下さい。
#自分:2組目の番号(7桁)をプッシュボタンで入力しました。
(...途中同様なので省略...)
インストールID番号8組目を入力して下さい。
#自分:8組目の番号(7桁)をプッシュボタンで入力しました。
インストールID番号残りの数字を入力して下さい。
#自分:最後の7桁分の番号をプッシュボタンで入力しました。
ただいまお客様の確認ID番号を検索しております。
しばらくお待ちください。
ご入力いただきましたインストールIDではライセンス認証を完了することができませんでした。
詳細について担当者とお話になりたい方は1を押してください。
#自分:受話器を置いて電話を切りました。
...
以前『Windows 7』で自動電話システムによるライセンス認証を行った際に書いた記事(※)の時とは、微妙に表現が異なっていました。
※ 参考記事:2012年02月07日 自動電話システムで『Windows 7 Professional』(アップグレード版)のライセンス認証を行なった
http://kingpcfx.seesaa.net/article/250926877.html
http://kingpcfx.seesaa.net/article/250926877.html
例えば以前は、
インストールID番号最初の6桁を入力して下さい。
インストールID番号2番目の6桁を入力して下さい。
のような表現でしたが、今回は、
インストールID番号最初のひと組6桁または7桁の数字を入力して下さい。
インストールID番号2組目を入力して下さい。
のように変わっていました。
7桁のID番号に対応するため、微妙に表現が変わったみたいです。
あと、昔は以下のようなやり取りがありました。
同じパソコンに再度インストールする場合は1を、それ以外の場合は2を押してください。
以前お使いのパソコンからソフトウェアを削除された場合は1を、それ以外は2を押してください。
今回これらのやり取りが無かったのは、きっとチェックが厳しくなったからではないかと思いました。
上の『Windows はライセンス認証されていません』と表示されている画面にて、『新しいキーでのライセンス認証(W)』をクリックすると、以下のような『Windows のライセンス認証を行うためのプロダクト キーの入力』という画面が表示されました。
以下のように、今回は正常な『プロダクト キー』を入力しました。
『ライセンス認証(A)』をクリックすると、以下のように『Windows のライセンス認証の手続きを行っています...』と表示されました。
その後、以下のように『これで完了です。』と表示されました。
『閉じる』をクリックすると、以下のように『Windows はライセンス認証されています。』と表示されました。
以下は、『システム』画面の表示内容です。
『Windows ライセンス認証の詳細を表示』の箇所をクリックすると、以下のように表示されました。
この時点では、まだ画面の右下には以下のように『Windows 8 Pro Build 9200』と表示されていました。
シャットダウンし、その後再度起動すると以下のように『Windows 8 Pro Build 9200』の表示は消えていました。
...
最後に、以下は参考用のキャプチャ画像などです。
以下は『ディスクの管理』画面です。
以下は、『Windows エクスペリエンス インデックス』のスコアです。
以下は、『デバイスマネージャー』画面です。
デバイスドライバは全て自動で設定され、ビックリマークなどは全く表示されませんでした。
手動でのドライバのインストールは一切ありませんでした。
以上です。
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