【カテゴリ:日記 父が遺してくれた『MONO』】
数日前に『デジタルテスター』を買ったのですが、ふと『そういえば昔、家の中でアナログテスターを見た事があったなぁ』と思い出しました。完全に忘れてましたが、なぜか突然記憶が蘇りました。もう30年くらい前の記憶です。
そこで家じゅうをくまなく探してみると、なんと、古い戸棚の奥から出てきました。
上はその見つかった『アナログテスター』の画像ですが、記憶に残っていたイメージそのまんまの姿でした。
実はこれ、4年前に無くなった父のものです。
以下、今回見つかった『アナログテスター』の外観画像などです。
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黒いケースの中に、テスター本体及び赤と黒のリード棒が入っていました。
テスター本体とリード棒です。
パネル上に書かれていた文字によると、このテスターは『TMK』というブランドの『VF-4』という型番みたいでした。(取説を見ると『TMK』は『株式会社 立川無線計器製作所』の略みたいです。)
ちなみに、メーターの右下には小さく『MADE IN JAPAN』の文字がありました。
裏ブタを開けて中を見てみました。
見慣れない『抵抗』が取り付けてあり、抵抗には『4.5KΩ』などのように値を示す文字が直接書かれていました。
部品は一個一個丁寧に取り付けられているような印象を受けました。
以下は内蔵されていた付属の電池です。
液漏れなどは全く無く、『maxell “100” JIS C 8501 UM-3/1.5V/Size:AA/R6』などの文字が書かれていました。
電池の下部には『Made in Japan』と書かれていました。
電池の底には、使用推奨期限の表示がありました。
『81-03』となっていたため、使用推奨期限は 1981年3月 でした。
という事は、使用推奨期限から約32年経過しています。
せっかくなので、『もしかしてまだ使えるのかなぁ?』と半信半疑ながら電池をテスターに戻し、試しにアルカリ乾電池の電圧を測ってみることにしました。
すると、『ピクッ』とメーターの針が反応して測定することができました。
『エーッ!もしかしてテスターに内蔵されていたこの古い電池まだ生きてるの?』と思い、今度はテスターから電池を抜いて測定してみました。(電池を抜いたら測定できないだろうと考えたわけです。)
しかし、自分の予想というか期待とは裏腹に測定できちゃいました。
ちょっとがっかりです。電圧を測定するのに電池は不要みたいでした。
そこで、新しい『デジタルテスター』を使い、この古い電池の電圧を測定してみました。
な、な、なんと、この電池たったの 0.02V とはいえ、やっぱりまだ生きてました。
いや、自分は『ド素人』なので正確には 0.02V で電池が生きていると判断して良いのかは分かりませんが...
ちなみに、新しい『デジタルテスター』で最初のアルカリ乾電池の電圧を測ってみると 1.59V であり、古い『アナログテスター』で測った値とほぼ一致していました。
というわけで、今回の古い『アナログテスター』ですが、一応まだ現役で使用できそうでした。
以下、参考までに今回のテスターに付属されていた『取説』(の表と裏)をスキャナーで取り込んだ画像です。
...
ところで時計とか亡くなった人の持ち物がまだ動いていたりすると、なんか魂が宿っているみたいで不思議な気持ちになります。
今回の『アナログテスター』は久しぶりに亡くなった父親の事を想う良いきっかけになりました。
以上です。
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タグ:アナログテスター
このブログでも役に立つ事があるのかと思うと励みになりました。
最近、「百均ライト改造」に目覚めて愛読させていただいています。
LEDを40000mcdの砲弾型白色LEDに交換すると、電流値を抑えても驚くほど明るくなります。
「ビッグ5」の筒を2連化して単4x1で駆動させたり等、明るさとランタイムの平衡をとる改造をしています。
ここのブログ日記に影響されて、照度計(LX-1010B)とデジタルテスター(MAS838)も買いました。テスターは温度測定も可能な機種にしました。CA熱伝対をスポット溶接しただけのセンサーなので細かな部分の温度には向かないかもしれませんが。
アナログテスターについて、昔の「ラジオ少年」から補足です。
内蔵の電池は抵抗値測定時に電流を流す為のものです。
その他の測定には電池不要で省エネです。
私は未だに40年以上前のHIOKIのアナログ式小型器を常用しています。
昔、誤って低抵抗レンジで電圧を測定して内部部品(抵抗)を焼き切り、自分で修理しました。
そういえば自分が百均のライトの改造に目覚めたのは、ちょうどこの記事を書いた頃からでした。
それまで電子工作の知識は無く全くのド素人でした。(今でも大して変わりありませんが)
でも素人なりに色んなアイデアを考えたり、実際に工作してみるのはすごく楽しかったです。
もっと百均ライトの改造に興味を持つ人が増えて100円ショップのライトがブームになればいいのになぁ、などと思ってます。
30年位前に父親からもらったものです。
このテスターいったい何者?といまさら思いWeb検索してページにたどり着きました。
メーカー名も分からずでしたが説明書まで見ることができて感謝します。
なんと現役で使っておられるとのことであり、とても嬉しいような気持ちになりました。
検索したところ、昔の製品をまだ愛用されているという人は意外とたくさんいらっしゃるみたいですね。
40年位前に小遣いを貯めて、買ったものです。
10年くらい前に、補修部品を求めてメーカーに電話をかけました。(さすがに、ありませんでしたが)
確か、山梨の大月辺りに移転していたと記憶しています。
現在、googleでは見当たりませんね。
三和のEM1000,SP21も持っていますが、やはり使い慣れたVF-4が活躍中です。
自分も以前、goole で『TMK』(株式会社 立川無線計器製作所)について検索した事がありますが、情報が見つかりませんでした。
現在どうなっているのか気になります。
しかしさすが『MADE IN JAPAN』、今も使えていると言うのは品質の良さの証明ですね。
50年前の秋葉原ですか、いわゆる日本の高度経済成長期まっただ中ですね。
当時は東京オリンピックなどもあり、日本がすごく元気な時代だったんでしょうね。
自分はまだ生まれてませんが、なんとなく植木等の映画を連想したりして想像するだけでワクワクしてきました。
ところで個人的な直感ですが、これから先電子工作のブームが訪れそうな気がしています。
もしかすると当時の製品が脚光を浴びて希少価値が出るかもしれないので大事にしたいですね。
古い測定器大好き人間です。
立川テスターってもう無いんですかね。
私は「MODEL320」を持ってます。まだ現役ですよ。
ただ電池「W10」が入手できず、高抵抗測定用のRx10kレンジが使えないんです。
もっと古い三和の「300YTR」というやつも使ってます。1962年製です。
こちらもBL015という電池が入手できなくて、立川同様Rx10kレンジが使えません。
こいつは何度も分流抵抗を焼いたり、AC電圧測定用ダイオードをパンクさせたりと、壊しては修理して使ってます。
余談ですがダイオードは亜酸化銅整流器が入ってました。今はゲルダイ入れてます。
デジタルテスターも使ってますが、使用頻度は圧倒的にアナログですね。
抵抗値が書いてある黄緑色の抵抗は「P型」と言います。
なぜか私、大量に(数千本)持ってます。
楽しい記事をありがとうございました。