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新品の単4形アルカリ乾電池(AAA)3個を使用し、100円ショップで買った『100均 LEDランチャーライト』8種類の電流値を測定してみた。参考用として、100円ショップ以外で買った(単4×3個を使用するタイプの)2種類のLEDライトも測定した。
最初に新品の単4形アルカリ乾電池(AAA)3個の電圧をテスターで測定したところ、4.89(V)と表示された。
この電池を使用して順次測定したため、厳密にいうと2個目以降のライトは新品電池を使った測定とは言えないかもしれない。
しかし、1個当たり測定するために点灯した時間は数秒程度(最大でも10秒以下)なので、誤差の範囲内と考えた。
以降、測定結果である。
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1.『3LED ライト』(ダイソー)
抵抗値は未確認であるが、4.7Ω〜10Ωらしい。
電流値は105.0(mA)と表示された。搭載されているLEDは3個なので、LED1個あたり約35(mA)。
2.『ランチャー 9』(アスリート企画)
抵抗は12Ω。
電流値は97.5(mA)と表示された。搭載されているLEDは9個なので、LED1個あたり約10.8(mA)。
3.『V LED ランチャーライト』(ダイソー)
抵抗値は未確認であるが、6.8Ωらしい。
電流値は130.9(mA)と表示された。搭載されているLEDは3個なので、LED1個あたり約43.6(mA)。
4.『LED ハンディーライト』(来邦工業)
抵抗は付いていない。
200(mA)を超えてしまった為、テスターの測定レンジを切り替えて再度測定した。
電流値は0.34(A)=340(mA)と表示された。搭載されているLEDは3個なので、LED1個あたり約113.3(mA)。
5.『ランチャーライト V6』(グリーンオーナメント)
抵抗は5.1Ω。
電流値は156.1(mA)と表示された。搭載されているLEDは6個なので、LED1個あたり約26.0(mA)。
6.『9LED ハンディライト』(キャンドゥ)
抵抗は1.5Ω。
200(mA)を超えてしまった為、テスターの測定レンジを切り替えて再度測定した。
電流値は0.43(A)=430(mA)と表示された。搭載されているLEDは9個なので、LED1個あたり約47.7(mA)。
7.『3灯 LED アルミニウムライト』(スルガ)
抵抗は6.8Ω。
電流値は129.8(mA)と表示された。搭載されているLEDは3個なので、LED1個あたり約43.26(mA)。
8.『明るい6LEDライト』(トレードワン)
抵抗は付いていない。
200(mA)を超えてしまった為、テスターの測定レンジを切り替えて再度測定した。
電流値は0.34(A)=340(mA)と表示された。搭載されているLEDは6個なので、LED1個あたり約56.6(mA)。
9.『LED9灯ハンディライト』(クロスワーク)(注:このライトは100均のLEDライトではない)
抵抗は付いていない。
200(mA)を超えてしまった為、テスターの測定レンジを切り替えて再度測定した。
電流値は0.51(A)=510(mA)と表示された。搭載されているLEDは9個なので、LED1個あたり約56.6(mA)。
10.『型番:1200012』(Lighting EVER)(注:このライトは100均のLEDライトではない)
抵抗は不明。
電流値は0.88(A)=880(mA)と表示された。搭載されているLEDは1個なので、LED1個あたり約880(mA)。
そもそもこのライトはCree社製のパワーLED搭載なので100均LEDライトと比較するのには無理があるが、とりあえず参考まで。
...
ちなみに、この時点で電池の電圧を測定すると4.71(V)と表示された。
最初 4.89(V) だったので、約 0.18(V) 低下した。
...
以上の結果を見やすいように、以下に表形式で一覧化してみた。
感想:
・1番目の『3LED ライト』(通称:リフラン)の抵抗は10Ωのような気がした。
・2番目の『ランチャー 9』の抵抗12Ωはやはり大きすぎると感じた。
・3番目の『V LED ランチャーライト』と7番目の『3灯 LED アルミニウムライト』は同程度の性能らしい。
・4番目の『LED ハンディーライト』は抵抗が付いてないので、LED1個あたりの電流が大きすぎて危険を感じた。
・5番目の『ランチャーライト V6』はバランス的に良いのかもしれない。
・6番目の『9LED ハンディライト』の抵抗1.5Ωは少し低いかも。
というか、抵抗が付いているにも関わらず、全体で430(mA)も流れているのが少々不思議に感じた。
もしかしたら、ボディの材質や薄さが影響しているのかもしれないと思った。
・8番目の『明るい6LEDライト』と9番目の『LED9灯ハンディライト』において、LED1個あたりの電流がほぼ同じなのは興味深かった。
・10番目のライトは、やはり論外だった。
...
以下は、今回の測定に使用したライト10個の外観画像。
以上。
※ 参考記事:2013年02月27日
『ダイソー』で買った『3LED ライト』(通称:リフラン)
『ダイソー』で買った『3LED ライト』(通称:リフラン)
抵抗値は未確認であるが、4.7Ω〜10Ωらしい。
電流値は105.0(mA)と表示された。搭載されているLEDは3個なので、LED1個あたり約35(mA)。
2.『ランチャー 9』(アスリート企画)
※ 参考記事:2012年12月28日
『ローソンストア100』で買った『LED ベイビーライト』と『ランチャー 9』
『ローソンストア100』で買った『LED ベイビーライト』と『ランチャー 9』
抵抗は12Ω。
電流値は97.5(mA)と表示された。搭載されているLEDは9個なので、LED1個あたり約10.8(mA)。
3.『V LED ランチャーライト』(ダイソー)
※ 参考記事:該当する記事なし
抵抗値は未確認であるが、6.8Ωらしい。
電流値は130.9(mA)と表示された。搭載されているLEDは3個なので、LED1個あたり約43.6(mA)。
4.『LED ハンディーライト』(来邦工業)
※ 参考記事:2013年02月14日
『ローソンストア100』で買った『LED ハンディーライト』
『ローソンストア100』で買った『LED ハンディーライト』
抵抗は付いていない。
200(mA)を超えてしまった為、テスターの測定レンジを切り替えて再度測定した。
電流値は0.34(A)=340(mA)と表示された。搭載されているLEDは3個なので、LED1個あたり約113.3(mA)。
5.『ランチャーライト V6』(グリーンオーナメント)
※ 参考記事:2012年12月09日
『FLET'S』で買った『ランチャーライト V6』
『FLET'S』で買った『ランチャーライト V6』
抵抗は5.1Ω。
電流値は156.1(mA)と表示された。搭載されているLEDは6個なので、LED1個あたり約26.0(mA)。
6.『9LED ハンディライト』(キャンドゥ)
※ 参考記事:2013年02月21日
『キャンドゥ』で買った『9LED ハンディライト』
『キャンドゥ』で買った『9LED ハンディライト』
抵抗は1.5Ω。
200(mA)を超えてしまった為、テスターの測定レンジを切り替えて再度測定した。
電流値は0.43(A)=430(mA)と表示された。搭載されているLEDは9個なので、LED1個あたり約47.7(mA)。
7.『3灯 LED アルミニウムライト』(スルガ)
※ 参考記事:2013年02月06日
『FLET'S』で買った『3灯 LED アルミニウムライト』
『FLET'S』で買った『3灯 LED アルミニウムライト』
抵抗は6.8Ω。
電流値は129.8(mA)と表示された。搭載されているLEDは3個なので、LED1個あたり約43.26(mA)。
8.『明るい6LEDライト』(トレードワン)
※ 参考記事:2013年02月01日
『FLET'S』で買った『明るい6LEDライト』
『FLET'S』で買った『明るい6LEDライト』
抵抗は付いていない。
200(mA)を超えてしまった為、テスターの測定レンジを切り替えて再度測定した。
電流値は0.34(A)=340(mA)と表示された。搭載されているLEDは6個なので、LED1個あたり約56.6(mA)。
9.『LED9灯ハンディライト』(クロスワーク)(注:このライトは100均のLEDライトではない)
※ 参考記事:2012年12月30日
『あきばU-SHOP』で買った『LED9灯ハンディライト』
『あきばU-SHOP』で買った『LED9灯ハンディライト』
抵抗は付いていない。
200(mA)を超えてしまった為、テスターの測定レンジを切り替えて再度測定した。
電流値は0.51(A)=510(mA)と表示された。搭載されているLEDは9個なので、LED1個あたり約56.6(mA)。
10.『型番:1200012』(Lighting EVER)(注:このライトは100均のLEDライトではない)
※ 参考記事:2013年02月16日
『Amazon』で『Lighting EVER』のLED懐中電灯を買った
『Amazon』で『Lighting EVER』のLED懐中電灯を買った
抵抗は不明。
電流値は0.88(A)=880(mA)と表示された。搭載されているLEDは1個なので、LED1個あたり約880(mA)。
そもそもこのライトはCree社製のパワーLED搭載なので100均LEDライトと比較するのには無理があるが、とりあえず参考まで。
...
ちなみに、この時点で電池の電圧を測定すると4.71(V)と表示された。
最初 4.89(V) だったので、約 0.18(V) 低下した。
...
以上の結果を見やすいように、以下に表形式で一覧化してみた。
名称/発売元 | LED数 | 抵抗 | 電流 (全体) 単位:mA | 電流 (LED1個あたり) 単位:mA | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3LED ライト/ダイソー | 3 | 未確認 (推定4.7Ω〜10Ω) | 105.0 | 35 |
2 | ランチャー 9/アスリート企画 | 9 | 12Ω | 97.5 | 10.8 |
3 | V LED ランチャーライト/ダイソー | 3 | 未確認 (推定6.8Ω) | 130.9 | 43.6 |
4 | LED ハンディーライト/来邦工業 | 3 | なし | 340 | 113.3 |
5 | ランチャーライト V6/グリーンオーナメント | 6 | 5.1Ω | 156.1 | 26.01 |
6 | 9LED ハンディライト/キャンドゥ | 9 | 1.5Ω | 430 | 47.7 |
7 | 3灯 LED アルミニウムライト/スルガ | 3 | 6.8Ω | 129.8 | 43.26 |
8 | 明るい6LEDライト/トレードワン | 6 | なし | 340 | 56.6 |
9 | LED9灯ハンディライト/クロスワーク | 9 | なし | 510 | 56.6 |
10 | 型番:1200012/Lighting EVER | 1 | 不明 | 880 | 880 |
感想:
・1番目の『3LED ライト』(通称:リフラン)の抵抗は10Ωのような気がした。
・2番目の『ランチャー 9』の抵抗12Ωはやはり大きすぎると感じた。
・3番目の『V LED ランチャーライト』と7番目の『3灯 LED アルミニウムライト』は同程度の性能らしい。
・4番目の『LED ハンディーライト』は抵抗が付いてないので、LED1個あたりの電流が大きすぎて危険を感じた。
・5番目の『ランチャーライト V6』はバランス的に良いのかもしれない。
・6番目の『9LED ハンディライト』の抵抗1.5Ωは少し低いかも。
というか、抵抗が付いているにも関わらず、全体で430(mA)も流れているのが少々不思議に感じた。
もしかしたら、ボディの材質や薄さが影響しているのかもしれないと思った。
・8番目の『明るい6LEDライト』と9番目の『LED9灯ハンディライト』において、LED1個あたりの電流がほぼ同じなのは興味深かった。
・10番目のライトは、やはり論外だった。
...
以下は、今回の測定に使用したライト10個の外観画像。
以上。
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タグ:LEDランチャーライト
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ライト好きなので記事参考に成ります
電流測定ですが、テスターの内部抵抗が有り
正しい値がでないと思います
設計現場では、
0.1オームをはさんで電圧から電流を出しています
まさにご指摘のとおりだと思います。
この記事の中で使っているテスター(DT-830B)では、200mAのレンジで電流を測る際に2.0Ωの内部抵抗があるみたいでした。
ちなみにDT-830Bで内部抵抗が2.0Ωある事については、以下の記事を書いたときに分かりました。
ポケット・デジタルマルチメーター『P-10』で電流を測定する時の内部抵抗について( http://kingpcfx.seesaa.net/article/355797967.html )
ところで、
> 0.1オームをはさんで電圧から電流を出しています
との事ですが自分はド素人のため、その原理や具体的な計算方法が分かりません。
もし原理や計算方法について分かり易く説明しているサイトなどがありましたら、教えていただけるとありがたいです。
直列となるように0.1Ωの抵抗をはさんだ場合、その抵抗に流れる電流は全体の電流と等しいので、追加した抵抗の両端の足にテスターのリード棒をあてて電圧を測れば、単純にオームの法則(I=V/R)から電流を計算できるという事ですね。
例えば 0.1Ω の抵抗にかかる電圧が 0.02V だったら、
I(電流)=V(電圧)/R(抵抗)なので、
0.02V / 0.1Ω = 0.2A (=200mA)
以上、遅くなりましたが参考までに分かった事として書いておくことにしました。
既に調べられていると思いますが
電流を正確に測る時は「四端子法」を用います。
測定する回路に対して抵抗を付ける :ここで2端子
その抵抗の両端の電圧を測る:ここで2端子
合計4端子
注意すべきは
抵抗の両端の電圧を測る時はなるべく抵抗本体の近くで測ることです。
抵抗から離れるほどリード線を流れる電流も一緒に測って誤差が増えます。
別件で
「感想」の中でLEDの定格電流について言及していませんが
白色LEDは最大電流30〜50mAが一般的でそれ以上流すと寿命に影響します。
100円ショップで使用しているLEDの定格は個々の部品によるので
正確にはわかりませんが贔屓目に見ても50mAが限界のように思います。
せっかくLED1個当たりの電流値を測定されているのに
明るいかどうかだけしか述べられていないのがもったいなく思いました。
ぜひ、部品がデータシートの定格に沿って適切に使われているかどうかも見てください。
そうすれば、より意義あるレポートになると思います。
『四端子法』について検索して調べてみましたが自分には難しく、理解するまでにはいたりませんでした。
ライト関連の商品に興味を持ったため電気関係についても触れていますが、全くのド素人が書いている日記に過ぎませんのでご理解ください。
四端子法のキモは電流を流すルートと
抵抗に対して電圧を測るルートを分けると
正確に測定できるところにあります。
1Ω未満の小さな抵抗を測る時によく使います。
同様に、回路になるべく影響を与えないで電流を測る時も
今回のように0.1Ωなどの小さな抵抗を使って四端子法で測ります。
デジタルテスターは原理的に電圧しか測れないので
この手のテスターで電流を測っている時は中で同じことをしています。
ご参考までに。
電気関係については非常に興味を持っているものの初心者すぎて分からない事だらけですので、
理解できるようにもっと勉強したいと思いました。