【カテゴリ:100均LEDライト改造の記録 ランチャー 9 その他】
『ランチャー 9』の改造で使用していた『抵抗』を見直して取り替えたので、その際の備忘録です。『ランチャー 9』の改造3号(=下記※1)と4号(=下記※2)では、電流制限用として3.3Ωの抵抗を組み込んでいた。
※ 参考記事:2013年03月04日
『ランチャー 9』改造3号『パワーLED+集光レンズ』
『ランチャー 9』改造3号『パワーLED+集光レンズ』
※ 参考記事:2013年03月04日
『ランチャー 9』改造4号(改造箇所の説明つき)
『ランチャー 9』改造4号(改造箇所の説明つき)
この組み込んでいた『抵抗』が適正であるかや問題ないかなど調べていたところ、少々問題がありそうなことが分かった。
組み込んでいた抵抗は、耐電力が1/4W(=4分の1ワット)タイプの3.3Ωだったが、この抵抗で流せる電流は 275(mA) までであった。
1/4W 3.3Ωの抵抗で流せる電流は、
W=RI^2より
I^2=W/R=(1/4)/3.3=0.25/3.3
I=√(0.25/3.3)≒0.27524(A)
よって、約275(mA)まで。
上記の計算方法は、ネットで検索して調べた。
自分は計算方法の原理はよく分かっていないが、とりあえず『耐電力を抵抗の値で割って、それの平方根が流せる電流の最大』というように覚えることにした。
この流せる電流の最大を超えて使用すると、『抵抗』が熱で焼き切れることもあるという。
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その為、それより低い電流にしなければならないのだが、実際に新品のアルカリ乾電池(電圧4.87 V)を使用して電流を計測したところ、290(mA) と表示された。
どうやら定格最大の 275(mA) を少しオーバーしてしまった。
そのため、『抵抗』を見直して取り替えることにした。
参考までに『抵抗』が入っていない改造機で測ると 610(mA) 流れた。
検索して調べたところ、抵抗の耐電力を増やすには、複数の抵抗を使用して合成すれば良いらしい。
例えば 1/4W 1Ωの抵抗を3個直列にすると、3Ωとなり、耐電力は 3/4W に増える。
また、1/4W 10Ωの抵抗を3個並列にすると、3.3Ωとなり、耐電力は 3/4W に増える。
そういえば、参考にさせていただいたサイトでは小型の 1/6W 10Ωの抵抗を3本並列にして 3.3Ωにしていた。
それは耐電力をアップさせ、流してもよい電流の最大を引き上げるためだったらしい。
自分は電子回路の知識が無いド素人なので、抵抗を複数並列にしている意味が今頃になって分かった。
しかし、抵抗を複数使用するのは正直めんどくさく、ショッピングサイトで抵抗を物色していたところ、同じ大きさで耐電力が 1/2W タイプのものが売られているのを見つけた。
この 1/2W 3.3Ωの抵抗で流せる電流は、0.5 を 3.3 で割った値の平方根なので 389(mA)となり、この抵抗なら1個でも良いことになる。
ということで既に取り付けていた抵抗をこれに取り替えようと思ったが、どうせ取り替えるなら、もう少し抵抗を低くして明るくしてみようと考え、2.2Ωにすることにした。
ちなみに 1/2W 2.2Ωだと、電流は約 476(mA) までOKになる。(あくまでも目安に過ぎないが)
さっそく、また秋葉原に行って『千石電商』で耐電力が 1/2W タイプの 2.2Ωの抵抗を買ってきた。(大きさは以前使っていた 1/4W のタイプと同じ)
100個入りで税込み 190円だった。
大きさが小型で耐電力が 1/4W タイプの 2.2Ω のものも試しに買ってみたが、こちらは 200本入りで税込み 200円だった。
以下の画像で、上から順に『1/4W 2.2Ω』、『1/2W 2.2Ω』、『(小型)1/4W 2.2Ω』の抵抗。
抵抗を固定で組み込んでいた改造3号と4号であるが、この『1/2W 2.2Ω』の抵抗に取り替えることにした。
抵抗を取り替えるために再び分解する際はレンズ部分の取り外しに非常に苦労したが、2本ともなんとか無事に抵抗を取り替えることができた。
以下の画像は、抵抗を取り替えた後の状態。
電流を測ってみると、電池は完全な新品ではないがほぼ新品に近い状態で電圧は 4.81(V) 、電流は 350(mA) だった。
電流はプラス20%程度多く見積もっても420(mA)であり、『1/2W 2.2Ω』の抵抗使用時に流せる最大電流の 476(mA) に収まるので問題ないと思う。
...
という訳で、他の抵抗を組み込んでいない改造機(=2,5,6,7号)用の『取替え可能な抵抗』も全部『1/2W 2.2Ω』にした。
以上です。
どうやら定格最大の 275(mA) を少しオーバーしてしまった。
そのため、『抵抗』を見直して取り替えることにした。
参考までに『抵抗』が入っていない改造機で測ると 610(mA) 流れた。
検索して調べたところ、抵抗の耐電力を増やすには、複数の抵抗を使用して合成すれば良いらしい。
例えば 1/4W 1Ωの抵抗を3個直列にすると、3Ωとなり、耐電力は 3/4W に増える。
また、1/4W 10Ωの抵抗を3個並列にすると、3.3Ωとなり、耐電力は 3/4W に増える。
そういえば、参考にさせていただいたサイトでは小型の 1/6W 10Ωの抵抗を3本並列にして 3.3Ωにしていた。
それは耐電力をアップさせ、流してもよい電流の最大を引き上げるためだったらしい。
自分は電子回路の知識が無いド素人なので、抵抗を複数並列にしている意味が今頃になって分かった。
しかし、抵抗を複数使用するのは正直めんどくさく、ショッピングサイトで抵抗を物色していたところ、同じ大きさで耐電力が 1/2W タイプのものが売られているのを見つけた。
この 1/2W 3.3Ωの抵抗で流せる電流は、0.5 を 3.3 で割った値の平方根なので 389(mA)となり、この抵抗なら1個でも良いことになる。
ということで既に取り付けていた抵抗をこれに取り替えようと思ったが、どうせ取り替えるなら、もう少し抵抗を低くして明るくしてみようと考え、2.2Ωにすることにした。
ちなみに 1/2W 2.2Ωだと、電流は約 476(mA) までOKになる。(あくまでも目安に過ぎないが)
さっそく、また秋葉原に行って『千石電商』で耐電力が 1/2W タイプの 2.2Ωの抵抗を買ってきた。(大きさは以前使っていた 1/4W のタイプと同じ)
100個入りで税込み 190円だった。
大きさが小型で耐電力が 1/4W タイプの 2.2Ω のものも試しに買ってみたが、こちらは 200本入りで税込み 200円だった。
以下の画像で、上から順に『1/4W 2.2Ω』、『1/2W 2.2Ω』、『(小型)1/4W 2.2Ω』の抵抗。
抵抗を固定で組み込んでいた改造3号と4号であるが、この『1/2W 2.2Ω』の抵抗に取り替えることにした。
抵抗を取り替えるために再び分解する際はレンズ部分の取り外しに非常に苦労したが、2本ともなんとか無事に抵抗を取り替えることができた。
以下の画像は、抵抗を取り替えた後の状態。
電流を測ってみると、電池は完全な新品ではないがほぼ新品に近い状態で電圧は 4.81(V) 、電流は 350(mA) だった。
電流はプラス20%程度多く見積もっても420(mA)であり、『1/2W 2.2Ω』の抵抗使用時に流せる最大電流の 476(mA) に収まるので問題ないと思う。
...
という訳で、他の抵抗を組み込んでいない改造機(=2,5,6,7号)用の『取替え可能な抵抗』も全部『1/2W 2.2Ω』にした。
以上です。
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