【カテゴリ:パソコン ML115-G5】
『ML115-G5』のマザーボードを『A880G+』(BIOSTAR製)に交換したのですが、交換するにあたってフロントパネル用のコネクタを加工しました。今回はその加工に関しての記録であり、前回の記事(=下記 ※)の続きになります。
※ 参考記事:2013年03月24日
『ML115-G5』のマザーボードを交換した(バックパネル加工編)
『ML115-G5』のマザーボードを交換した(バックパネル加工編)
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以下のように、電源ボタンやLED、USBポートなどが付いているフロント部分のパーツを取り外しました。
以下は、『ML115-G5』のマザーボード上の『フロントパネルコネクター』(オス側)です。
以下は、フロントパネルからのケーブルに取り付けてあるコネクター(メス側)です。
メス側コネクタの配置を調べたところ、以下のようになっていました。
左側の黒い2本のリード線(=上段左から3列目と下段左から2列目)は、なぜか折り返しで繋がっており、フロントパネルには使われていませんでした。
この2本のリード線がどのような意味を持っているのかは分かりませんでした。
『Power LED』ですが、3本足になっていて青がマイナス、赤と黒がそれぞれプラスでした。
『ML115-G5』の『Power LED』は、コンセントから本体AC電源にケーブルを接続して通電しているだけの状態のとき、LEDは色が『Amber』(=琥珀色。薄いオレンジのような色)で点灯します。
ここから電源ボタンを押して立ち上げると、LEDの色は『Green』(=緑色)に変わります。
シャットダウンすれば、元の『Amber』に戻ります。(電源ケーブルを抜けば、消灯します。)
黒色のリード線が『Amber』用であり、赤色のリード線が『Green』用となっていました。
ちなみに新しいマザーボード(A880G+)では、黒色のリード線は使用しないことにしました。
緑色とその隣りの白いリード線は『HDD LED』用であり、LEDの発光色は緑色です。(緑色のリード線がプラスです。)
『Power Switch』用の2本の白いリード線は、ボタンを押したときに通電するだけなのでプラスマイナスの区別は無いです。
以下は、フロントパネルを内側から見た画像です。
以下は、フロントパネルの前面(表側)です。
黒い2本のリード線は、以下のように折り返されて繋がっていました。
新しいマザーボードに接続するためのコネクタ(メス)用として、以下のようなケーブルをバラして使う事にしました。
これは10年以上前に買ってほったらかしてあったものですが、やっと役に立つときがきました。
ビニールのパッケージには『ケース内配線用 USB 2.0 ケーブル マザーボード−パネル用』と書かれていました。
現在普通に市販されているものだと、以下のような『ピン配列変換・延長ケーブル USBタイプ(8本入)』(カモン製)などが利用できると思います。
これは『千石電商』で 140円で買ったものです。
以下は、前記のケーブルをバラした状態です。
これを、以下のようにフロントパネル用のリード線に接続しました。
接続箇所は『ハンダこて』を使って軽くハンダ付けし、『熱収縮チューブ』で絶縁しました。
以下は、新しいマザーボード(A880G+)の『フロントパネルコネクター』の配線図です。
この図に従って、以下のように接続しました。
『Power LED』の『Amber』色用の黒いリード線は接続せず、使わないことにしました。(マザーボードが対応していないため。)
この後、メモリ、CPU 及び CPUクーラー、電源、HDD、DVDドライブなどをセットしました。
以下はセット後の外観です。
とりあえず仮組みの状態ですが、現在のハードウェア構成は以下となっています。
ケース:ML115-G5
MB :BIOSTAR A880G+
CPU:AMD Phenom II X2 550 BE(3.1GHz)
メモリ:8GB (Team TED38192M1333C9DC 4GB×2)
HDD:ML115-G5 購入時に付属していた標準の 160GB HDD
DVD:ML115-G5 購入時に付属していた標準の DVD ドライブ
VGA:オンボード(HD4250)
SOUND :オンボード
電源 :525W EVER GREEN パワグリ2(EG-525PG2)
その他:Wingsonic MRA201(=HDDマウントラック)、『刀3』(=CPU クーラー)、『光る!KAMAKAZEの風 92(=SY9225SL12VBL)』(ケースファン)など。
以下は確認のため、試しに電源にケーブルを接続し、ハードディスクを抜いてモニタも接続せず、電源スイッチを押してみた際の外観です。
この後、マザーボードの初期不良チェックの意味で『Windows 8 Enterprise 90日間評価版(64bit)』をインストールしました。
以下は、インストール後の『Windows エクスペリエンス インデックス』のスコアです。
今回使っているCPUのデフォルトのクロックは 3.1GHz ですが、この個体は 3.7GHz でも安定して動作していたため、『BIOS』の設定で 3.6GHz にオーバークロックすることにしました。
電源オン後の『POST』画面にて『DEL』キーを押して『BIOS』設定画面に移り、『Performance』⇒『CPU FID/VID Control』を選択します。
『Custom P-States』を『Enabled』に設定し、『Core VID』を『1.3000 V』、『Core FID』を『x18.0 3600 MHz』に変更しました。
以下は、オーバークロック後の『Windows エクスペリエンス インデックス』ですが、CPU のスコアが 6.4 ⇒ 6.7 にアップしました。
『ML115-G5』標準のマザーボードでは『BIOS』で『Unknown』と表示されるCPUは『BIOS』の設定でオーバークロックはできなかったので、新しいマザーボードではこの点が便利になりました。
ちなみに、無効化されたコアの有効化も試してみましたが失敗したので、今回使用したCPUは残念ながらダメな個体みたいでした。
...
ところで、参考までにマザーボードを交換する前に『ML115-G5』標準のオンボードグラフィックス『G200e』で『Windows 8』の『エクスペリエンス インデックス』を実行してみたのですが、以下がそのときの結果です。
何かと不評で有名だったオンボードグラフィックスの『G200e』ですが、『Windows 8』では信じられないくらいキビキビとした動作であり、『Youtube』などの動画もスムーズに再生されました。
ただ、画面の解像度が最大『1280×1024』までだったのが少し残念に感じられました。
以上です。
以下は、『ML115-G5』のマザーボード上の『フロントパネルコネクター』(オス側)です。
以下は、フロントパネルからのケーブルに取り付けてあるコネクター(メス側)です。
メス側コネクタの配置を調べたところ、以下のようになっていました。
左側の黒い2本のリード線(=上段左から3列目と下段左から2列目)は、なぜか折り返しで繋がっており、フロントパネルには使われていませんでした。
この2本のリード線がどのような意味を持っているのかは分かりませんでした。
『Power LED』ですが、3本足になっていて青がマイナス、赤と黒がそれぞれプラスでした。
『ML115-G5』の『Power LED』は、コンセントから本体AC電源にケーブルを接続して通電しているだけの状態のとき、LEDは色が『Amber』(=琥珀色。薄いオレンジのような色)で点灯します。
ここから電源ボタンを押して立ち上げると、LEDの色は『Green』(=緑色)に変わります。
シャットダウンすれば、元の『Amber』に戻ります。(電源ケーブルを抜けば、消灯します。)
黒色のリード線が『Amber』用であり、赤色のリード線が『Green』用となっていました。
ちなみに新しいマザーボード(A880G+)では、黒色のリード線は使用しないことにしました。
緑色とその隣りの白いリード線は『HDD LED』用であり、LEDの発光色は緑色です。(緑色のリード線がプラスです。)
『Power Switch』用の2本の白いリード線は、ボタンを押したときに通電するだけなのでプラスマイナスの区別は無いです。
以下は、フロントパネルを内側から見た画像です。
以下は、フロントパネルの前面(表側)です。
黒い2本のリード線は、以下のように折り返されて繋がっていました。
新しいマザーボードに接続するためのコネクタ(メス)用として、以下のようなケーブルをバラして使う事にしました。
これは10年以上前に買ってほったらかしてあったものですが、やっと役に立つときがきました。
ビニールのパッケージには『ケース内配線用 USB 2.0 ケーブル マザーボード−パネル用』と書かれていました。
現在普通に市販されているものだと、以下のような『ピン配列変換・延長ケーブル USBタイプ(8本入)』(カモン製)などが利用できると思います。
これは『千石電商』で 140円で買ったものです。
以下は、前記のケーブルをバラした状態です。
これを、以下のようにフロントパネル用のリード線に接続しました。
接続箇所は『ハンダこて』を使って軽くハンダ付けし、『熱収縮チューブ』で絶縁しました。
以下は、新しいマザーボード(A880G+)の『フロントパネルコネクター』の配線図です。
この図に従って、以下のように接続しました。
『Power LED』の『Amber』色用の黒いリード線は接続せず、使わないことにしました。(マザーボードが対応していないため。)
この後、メモリ、CPU 及び CPUクーラー、電源、HDD、DVDドライブなどをセットしました。
以下はセット後の外観です。
とりあえず仮組みの状態ですが、現在のハードウェア構成は以下となっています。
ケース:ML115-G5
MB :BIOSTAR A880G+
CPU:AMD Phenom II X2 550 BE(3.1GHz)
メモリ:8GB (Team TED38192M1333C9DC 4GB×2)
HDD:ML115-G5 購入時に付属していた標準の 160GB HDD
DVD:ML115-G5 購入時に付属していた標準の DVD ドライブ
VGA:オンボード(HD4250)
SOUND :オンボード
電源 :525W EVER GREEN パワグリ2(EG-525PG2)
その他:Wingsonic MRA201(=HDDマウントラック)、『刀3』(=CPU クーラー)、『光る!KAMAKAZEの風 92(=SY9225SL12VBL)』(ケースファン)など。
以下は確認のため、試しに電源にケーブルを接続し、ハードディスクを抜いてモニタも接続せず、電源スイッチを押してみた際の外観です。
この後、マザーボードの初期不良チェックの意味で『Windows 8 Enterprise 90日間評価版(64bit)』をインストールしました。
以下は、インストール後の『Windows エクスペリエンス インデックス』のスコアです。
今回使っているCPUのデフォルトのクロックは 3.1GHz ですが、この個体は 3.7GHz でも安定して動作していたため、『BIOS』の設定で 3.6GHz にオーバークロックすることにしました。
電源オン後の『POST』画面にて『DEL』キーを押して『BIOS』設定画面に移り、『Performance』⇒『CPU FID/VID Control』を選択します。
『Custom P-States』を『Enabled』に設定し、『Core VID』を『1.3000 V』、『Core FID』を『x18.0 3600 MHz』に変更しました。
以下は、オーバークロック後の『Windows エクスペリエンス インデックス』ですが、CPU のスコアが 6.4 ⇒ 6.7 にアップしました。
『ML115-G5』標準のマザーボードでは『BIOS』で『Unknown』と表示されるCPUは『BIOS』の設定でオーバークロックはできなかったので、新しいマザーボードではこの点が便利になりました。
ちなみに、無効化されたコアの有効化も試してみましたが失敗したので、今回使用したCPUは残念ながらダメな個体みたいでした。
...
ところで、参考までにマザーボードを交換する前に『ML115-G5』標準のオンボードグラフィックス『G200e』で『Windows 8』の『エクスペリエンス インデックス』を実行してみたのですが、以下がそのときの結果です。
何かと不評で有名だったオンボードグラフィックスの『G200e』ですが、『Windows 8』では信じられないくらいキビキビとした動作であり、『Youtube』などの動画もスムーズに再生されました。
ただ、画面の解像度が最大『1280×1024』までだったのが少し残念に感じられました。
以上です。
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