【カテゴリ：100均LEDライト改造の記録 ランチャー 9 昇圧関係】
例えば、LEDドライバIC『CL0117』を使って単３形乾電池一本で点灯させる場合、電池ホルダー側に昇圧回路を組み込んだ際の電流が 40～50(mA) 程度なのに対し、LED基板側に直接組み込んだ場合はなぜか 90～120(mA) くらい流れていたのですが、なんでそんなに違うのか原因が分かりました。それは、単純に回路内での電流を測る位置が違っていたからでした。
以下の『回路例』の元となる画像は、『秋月電子通商』の『CL0117』の販売ページからの引用です。
『LED基板側に直接組み込む』方式の改造でテール電流を測った場合は、昇圧回路を含んだ全体の電流でした。（⇒画像の中のＡの位置）
しかし自分の『電池ホルダー側に昇圧回路を組み込む』方式の改造でテール電流を測った場合は、LEDに流れている電流だけでした。（⇒画像の中のＢの位置）
『LED基板側に直接組み込む』方式の改造で電流が増えて明るくなったと思っていたのは、自分の単なる錯覚であり、実際にはほとんど同じ明るさだったというわけです。
回路図をよく見て確認していればもっと早く分かりそうですが、やっぱり自分はド素人であり、こんな単純なことに１週間以上も悩んでいたのがバカみたいでした。
ところで、昇圧回路がこんなに電流を消費するものだとは思っていなかった為、今度は効率に悩まされそうな気がしました。
以上です。
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タグ：ランチャー 9
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かくさん (08/25)
電流ではなく電力で考えなければいけません。
電池の消費電力は 1.5V x 90mA = 135mW
LEDの消費電力は3.3V x 40mA = 132mW
なので効率は 132/135x100 = 97.7% となります。
実際には電池の電圧も1.5Vから徐々に下がってきますし、LEDのVFも3.3Vではないかもしれませんからこの計算はあくまで目安です。
自分がずっと気になってモヤモヤしていた事が一つ解決しました。
『CL0117』のデータシートによると効率は最大80%となっていました。
『CL0117』は、たぶん発振回路の一種であり『電圧の高い瞬間（ピーク）を周期的』に作り出しているだけだと思いますので、実際には『LEDの消費電力』はもう少し低くなると思います。
そう考えると、つじつまがあうようになってきました。
しかし、もしかしたらテスターで正確な電流を測れていないような気もしますし、まだまだ間違った考え方をしているような気もしました。
http://akizukidenshi.com/download/HT77XXA.pdf
大変参考になります。
恥ずかしながら自分は電子回路の事が全然分かっていない初心者でして、回路図を見ても「ちんぷんかんぷん」な状態です。
これを機会に、なんとか勉強して回路図が理解できるようになりたいと思いました。
（参考１）各種書籍 - トランジスタ技術や定本シリーズなど
http://toragi.cqpub.co.jp/
http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/booklist/series/%E5%AE%9A%E6%9C%AC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/
（参考２）先人のHPなど - すでにご存知かもしれませんが
http://www.kansai-event.com/kinomayoi/
http://bbradio.sakura.ne.jp/
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kochan/workshop/welcome.htm
http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/menu.htm
http://cappels.org/dproj/Home.htm
http://www.bowdenshobbycircuits.info/
（参考３）LTSpice
http://www.linear-tech.co.jp/designtools/software/
ご紹介のサイトの中では『気の迷い』しか知りませんでした。
『気の迷い』は神様的な存在なので、よく拝見しています。
その他のご紹介のサイトの中では、
『趣味の電子回路工作』がとても興味深く、今の自分にとって非常に参考になりそうでした。
貴重なコメント本当にありがとうございました。