【カテゴリ:100均LEDライト改造の記録 その他】
以前、『グリーンオーナメント』製『USB 2LED ライト』を改造してLEDを『3W パワーLED』に交換してみたのですが、そのときは発熱でプラスチックが溶けてしまった為、今回再び改造しました。以下が前回改造時の記録です。
※ 参考記事:2013年07月30日
『USB 2LED ライト』を改造して『パワーLED』化してみた
『USB 2LED ライト』を改造して『パワーLED』化してみた
前回は抵抗が1.1Ωでしたが今回は熱対策として10Ωに変更し、ボディには空気の通風/循環目的で穴を開けてみました。
本当は前回改造時のものはそのまま残しておき、新しいものを買ってそれを改造しようと思っていたのですが、前回改造時のものを再利用することにしました。
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以降、今回の改造の記録です。
前回改造した『USB 2LED ライト』を分解しました。
前回改造時の1.1Ωの抵抗を使用した状態で電流を測ってみました。
『USB AC アダプタ』に接続した場合 ⇒ 617mA
『パソコン』(デスクトップ型)に接続した場合 ⇒ 531mA
『USBポート付き充電用電池ボックス』(単3形電池×2本)に接続した場合 ⇒ 299mA
...
以下のように 20Ω 耐電力0.5W の抵抗を2本使用した場合の電流を測ってみることにしました。
20Ωで耐電力が0.5Wの抵抗を2個並列にした場合の合成抵抗 ⇒ 10Ω 耐電力1W
本当をいうと耐電力が2W以上の10Ωの抵抗を使いたいのですが、耐電力が0.5Wの抵抗しか持っていなかったため、20Ωで耐電力が0.5Wの抵抗を2個並列にして使う事にしました。
ちなみに 10Ω 耐電力1W の抵抗で流せる電流は、
W=RI^2より
I^2=W/R=1/10=0.1
I=√(0.1)≒0.316(A)
よって、約316(mA)まで。
『USB AC アダプタ』に接続した場合 ⇒ 193mA
『パソコン』(デスクトップ型)に接続した場合 ⇒ 184mA
『USBポート付き充電用電池ボックス』(単3形電池×2本)に接続した場合 ⇒ 159mA
...
以下のような『ミニルーター』+『砲弾形の砥石』を使い、反射鏡のようになっている銀色のプラスチックのボディにあいている中央の穴を広げることにしました。
『ミニルーター』で広げた後、ヤスリで穴の形を調整しました。
試しにLEDを置いてみました。
以下のような10Ωの合成抵抗(=20Ω×2個並列)を組み込みました。
LEDの放熱基板はホットボンドで固定しました。
2本のリード線をハンダ付けして接続しました。
ボディを組み立てました。
この状態で、再度電流を測ってみました。
『USB AC アダプタ』に接続した場合 ⇒ 200mA
『パソコン』(デスクトップ型)に接続した場合 ⇒ 192mA
『USBポート付き充電用電池ボックス』(単3形電池×2本)に接続した場合 ⇒ 186mA
使用している抵抗の値はボディを組み立てる前に測ったときと同じ10Ωですが、ボディを組み立てた状態で測り直すと余分なリード線の接触抵抗が減ったためか電流が少し増えました。
...
部屋の照明を消し、パソコンに接続した状態でライトを点灯してみました。
結構な明るさでしたが、まだ若干発熱が気になりました。(そんなに激熱というほどでもないです。)
そこで空気の通風/循環用として穴を開けることにしました。
ボディの上蓋側には、キリで1個穴をあけました。
下側の透明なパネルには『ミニルーター』と1.2ミリの『ドリルビット』で穴を開け、開けた穴をキリで広げました。
...
パソコンに接続し、10分間ライトを点灯してみました。室温は約33℃です。
その直後に分解して内部を確認してみました。
前回のようにプラスチックやホットボンドが溶けたり、熱収縮チューブが縮んだりといった異常は特に見られず、大丈夫そうでした。
とりあえず、室温33℃で連続10分間は問題なく使用可能でしたが、例えば室温40℃で連続1時間とかになるとどうなるか分からず、正直なところ不安を感じます。
せっかく改造しましたが、やっぱり夏は発熱が気になるので涼しくなるまで使用するのは控えようと思いました。
以上です。
前回改造した『USB 2LED ライト』を分解しました。
前回改造時の1.1Ωの抵抗を使用した状態で電流を測ってみました。
『USB AC アダプタ』に接続した場合 ⇒ 617mA
『パソコン』(デスクトップ型)に接続した場合 ⇒ 531mA
『USBポート付き充電用電池ボックス』(単3形電池×2本)に接続した場合 ⇒ 299mA
...
以下のように 20Ω 耐電力0.5W の抵抗を2本使用した場合の電流を測ってみることにしました。
20Ωで耐電力が0.5Wの抵抗を2個並列にした場合の合成抵抗 ⇒ 10Ω 耐電力1W
本当をいうと耐電力が2W以上の10Ωの抵抗を使いたいのですが、耐電力が0.5Wの抵抗しか持っていなかったため、20Ωで耐電力が0.5Wの抵抗を2個並列にして使う事にしました。
ちなみに 10Ω 耐電力1W の抵抗で流せる電流は、
W=RI^2より
I^2=W/R=1/10=0.1
I=√(0.1)≒0.316(A)
よって、約316(mA)まで。
『USB AC アダプタ』に接続した場合 ⇒ 193mA
『パソコン』(デスクトップ型)に接続した場合 ⇒ 184mA
『USBポート付き充電用電池ボックス』(単3形電池×2本)に接続した場合 ⇒ 159mA
...
以下のような『ミニルーター』+『砲弾形の砥石』を使い、反射鏡のようになっている銀色のプラスチックのボディにあいている中央の穴を広げることにしました。
『ミニルーター』で広げた後、ヤスリで穴の形を調整しました。
試しにLEDを置いてみました。
以下のような10Ωの合成抵抗(=20Ω×2個並列)を組み込みました。
LEDの放熱基板はホットボンドで固定しました。
2本のリード線をハンダ付けして接続しました。
ボディを組み立てました。
この状態で、再度電流を測ってみました。
『USB AC アダプタ』に接続した場合 ⇒ 200mA
『パソコン』(デスクトップ型)に接続した場合 ⇒ 192mA
『USBポート付き充電用電池ボックス』(単3形電池×2本)に接続した場合 ⇒ 186mA
使用している抵抗の値はボディを組み立てる前に測ったときと同じ10Ωですが、ボディを組み立てた状態で測り直すと余分なリード線の接触抵抗が減ったためか電流が少し増えました。
...
部屋の照明を消し、パソコンに接続した状態でライトを点灯してみました。
結構な明るさでしたが、まだ若干発熱が気になりました。(そんなに激熱というほどでもないです。)
そこで空気の通風/循環用として穴を開けることにしました。
ボディの上蓋側には、キリで1個穴をあけました。
下側の透明なパネルには『ミニルーター』と1.2ミリの『ドリルビット』で穴を開け、開けた穴をキリで広げました。
...
パソコンに接続し、10分間ライトを点灯してみました。室温は約33℃です。
その直後に分解して内部を確認してみました。
前回のようにプラスチックやホットボンドが溶けたり、熱収縮チューブが縮んだりといった異常は特に見られず、大丈夫そうでした。
とりあえず、室温33℃で連続10分間は問題なく使用可能でしたが、例えば室温40℃で連続1時間とかになるとどうなるか分からず、正直なところ不安を感じます。
せっかく改造しましたが、やっぱり夏は発熱が気になるので涼しくなるまで使用するのは控えようと思いました。
以上です。
【追記】2014-01-22 00:10
USBポートの電源を使用して3WパワーLEDを点灯させた場合の電流値を参考にしようと思い、久しぶりにこの記事を見たところ、分かり辛かったのでこの記事の中のデータを表にして整理してみました。
USBポートの電源を使用して3WパワーLEDを点灯させた場合の電流値を参考にしようと思い、久しぶりにこの記事を見たところ、分かり辛かったのでこの記事の中のデータを表にして整理してみました。
1.1Ω | 10Ω(組込前) | 10Ω(組込後) | |
---|---|---|---|
USB AC アダプタ | 617mA | 193mA | 200mA |
パソコンのUSBポート | 531mA | 184mA | 192mA |
USBポート付き 充電用電池ボックス | 299mA | 159mA | 186mA |
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