【カテゴリ:100均LEDライト改造の記録 その他】
100円ショップのダイソーで買った『LED ライト スライドボタン式 ホルダー付』を『ブラックライト』に改造してみました。ブラックライトとは何かというと、以下は『Wikipedia』からの引用です。
ブラックライト (black light) は、わずかに眼で見える長波長の紫外線を放射するライトである。ブラックライトの光自体は人間の目にほとんど見えないが、ブラックライトを当てた物体はその中に含まれる蛍光体だけが発光するため、非破壊検査に使われるほか、視覚効果の一種としても利用される。
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今回は単純にライトのLEDを交換しただけなので、改造と言うのはちょっと大袈裟だったかもしれないです。
交換に使用したLEDは『千石電商 秋葉原本店』(2F)で買ってきた『日亜化学工業 5mm 紫外線LED NSPU510CS』(税込み500円)です。
以下は今回の紫外線LEDとライト本体の外観です。
このLEDとライト本体を買ってきた事についてては、以下の記事で書いています。
実を言うと今回の紫外線LEDを買うか否かについては非常に悩みました。ずっと以前から興味を持っていたのですが、LEDがたった1個で500円もするからです。
もっと安いLEDでもじゅうぶんなのではないかという思いがあり、秋葉原を歩きながら約1時間以上悩み、お店でも20分くらい迷いました。
結局買うことにしたわけですが、更にその後『秋月電子通商』に寄った際に安い紫外線LEDの『紫(紫外線)5mmLED OSSV5131A(10個入)』(税込み250円、1個当たり25円)も比較用として買ってみました。
...
まず、ライト本体を分解しました。
電池に紫外線LEDの足を接触させてみると、LEDが点灯しました。紫との事ですが、自分の目で見た印象としては普通の青色LEDとほとんど一緒でした。
元のLEDと同じ形にするため、LEDの足をニッパで切断しました。(切断したのはプラス側の長い方の足です。)
ちなみに、プラス側の足に繋がっている部分にLEDの素子が載っており、普通のLEDとは逆だったのでちょっと戸惑いました。
LEDをライトのボディに置いてみました。
どうも足の部分の出っ張りが邪魔で、電池がうまくセットできませんでした。
出っ張っている箇所をヤスリで削りました。
少し折り曲げて形を整え、再度ボディに置いてみました。
今度は電池をうまくセットできました。
しかし足が少し長かったため、元のLEDの足の長さにあわせるように切り落としました。
LEDを(今度は反対側のスイッチが付いているほうの)ボディに置きました。
電池をセットしました。
ボディを閉じて、ネジを締めました。
スイッチをオン側にスライドしてLEDを点灯させてみました。
とりあえず、スイッチのオンオフは完璧でした。
明るさは交換前のLEDに比べるとかなり暗く感じました。
...
今回の紫外線LEDの波長は 375nm ですが、この波長だとお札の中にある丸い印影がオレンジ色に光るということでしたので、さっそく試してみました。
以下は、普通に照明が点いている状態で見た千円札と一万円札の印影部分です。
部屋の照明を消して今回改造したライトの光をあてると、以下のようにオレンジ色っぽく光りました。
試しに普通のLEDの光りをあてた場合は、以下のように赤色のままでした。
以下の画像において、上側は普通のLEDの光りであり、下側が今回の紫外線LEDの光りです。
参考までに、お札の裏側にある印影の方は紫外線LEDの光りをあてても特に変化はありませんでした。
今度は、以下の記事のときに改造した青色LEDのライトの光りを当ててみる事にしました。
以下の画像において、上側が青色LEDのライトです。
やはり普通の青色LEDでは印影の色に変化はありませんでした。
しかしながら、違う場所にある花の模様の色が変化している事に気付きました。
以下の画像で、例として丸で囲んだ箇所です。
普通のLEDの光りだと、以下のように黄緑っぽい色です。
紫外線LEDをあててみると、青色LEDのときと同じように色が変わりました。
どうやら普通の青色LEDに対しても色が変化する箇所があり、いろんな仕掛けが施されているような印象を受けました。
...
この後、暗い部屋の中でまわりを照らしてみると光っているものがいくつか見つかりました。
以下はカッターです。表面に付いていたホコリが光ってました。
普通のLEDの光りをあてた場合だと、以下のように全く分かりません。
以下は、置時計です。盤面外周の丸いふちの部分が白く光ってました。
部屋の照明を点けると以下のようになんともないです。
あとは以下のように衣類に付着していたホコリがたくさん光っていました。
...
さて、気になっていた安い紫外線LED(=ピーク波長:405nm)の場合だとどうなるのか試してみることにしました。
以下は『秋月電子通商』で買った『紫(紫外線)5mmLED OSSV5131A(10個入)』です。
かなり以前に買った色違いの『LED ライト スライドボタン式 ホルダー付』を利用し、先程と同じようにLEDを交換しました。
今回のLEDの場合は足の部分に出っ張りは無く、足をヤスリで削る必要はありませんでした。
以下の画像において、上側が安いLED(=波長:405nm)であり、下側は高いLED(=波長:375nm)です。
波長:405nm の安い紫外線LEDでは、お札の印影の色は特に変化しませんでした。
...
次に、普通の蛍光ペンで書いた文字に光りをあてて比較してみることにしました。
以下は、波長:375nm の紫外線LED(単価500円)の場合です。
以下は、波長:405nm の紫外線LED(単価25円)の場合です。
なぜか、波長:405nm の紫外線LEDのほうがハッキリと文字が浮かび上がりました。
蛍光ペンの場合は、安い紫外線LEDのほうが良く見えるみたいでした。
...
今度はクレジットカードに光りをあててみると、裏側の署名欄で『VISA』の文字が光りました。波長:375nm、405nm に関わらず両方とも同様に光りました。
...
更に郵便で届いた封筒に光りをあててみると、波長:375nm の方にだけ赤いバーコードがクッキリと表示されました。波長:405nm の方は全く見えませんでした。
...
参考までに、今回使用した3個のライトを並べてみました。全てダイソーで購入した『LED ライト スライドボタン式 ホルダー付』というライトです。
左から、波長:375nm の紫外線LED、波長:405nm の紫外線LED、白色LED(=ノーマル)のライトとなっています。
波長:405nm の紫外線LEDは10個入りで250円でしたが、1個25円として計算すると金額は全部で840円になりました。
ライト本体3個:315円(105円×3)
交換用のLED2個:525円(500円+25円)
こうやって考えると、そんなに悩むような割高感のある買い物ではなかったような気がしました。
好奇心が満たされて結構楽しめたし。
...
さて、最後に今年も残すところ今日1日だけとなりました。皆様良いお年をお迎えください。
以上です。
交換に使用したLEDは『千石電商 秋葉原本店』(2F)で買ってきた『日亜化学工業 5mm 紫外線LED NSPU510CS』(税込み500円)です。
以下は今回の紫外線LEDとライト本体の外観です。
このLEDとライト本体を買ってきた事についてては、以下の記事で書いています。
※ 参考記事:2013年12月30日
秋葉原で『LED(5ミリ砲弾タイプ)』や『USBポート付き充電用電池ボックス』,『抵抗』などを買ってきた
秋葉原で『LED(5ミリ砲弾タイプ)』や『USBポート付き充電用電池ボックス』,『抵抗』などを買ってきた
実を言うと今回の紫外線LEDを買うか否かについては非常に悩みました。ずっと以前から興味を持っていたのですが、LEDがたった1個で500円もするからです。
もっと安いLEDでもじゅうぶんなのではないかという思いがあり、秋葉原を歩きながら約1時間以上悩み、お店でも20分くらい迷いました。
結局買うことにしたわけですが、更にその後『秋月電子通商』に寄った際に安い紫外線LEDの『紫(紫外線)5mmLED OSSV5131A(10個入)』(税込み250円、1個当たり25円)も比較用として買ってみました。
...
まず、ライト本体を分解しました。
電池に紫外線LEDの足を接触させてみると、LEDが点灯しました。紫との事ですが、自分の目で見た印象としては普通の青色LEDとほとんど一緒でした。
元のLEDと同じ形にするため、LEDの足をニッパで切断しました。(切断したのはプラス側の長い方の足です。)
ちなみに、プラス側の足に繋がっている部分にLEDの素子が載っており、普通のLEDとは逆だったのでちょっと戸惑いました。
LEDをライトのボディに置いてみました。
どうも足の部分の出っ張りが邪魔で、電池がうまくセットできませんでした。
出っ張っている箇所をヤスリで削りました。
少し折り曲げて形を整え、再度ボディに置いてみました。
今度は電池をうまくセットできました。
しかし足が少し長かったため、元のLEDの足の長さにあわせるように切り落としました。
LEDを(今度は反対側のスイッチが付いているほうの)ボディに置きました。
電池をセットしました。
ボディを閉じて、ネジを締めました。
スイッチをオン側にスライドしてLEDを点灯させてみました。
とりあえず、スイッチのオンオフは完璧でした。
明るさは交換前のLEDに比べるとかなり暗く感じました。
...
今回の紫外線LEDの波長は 375nm ですが、この波長だとお札の中にある丸い印影がオレンジ色に光るということでしたので、さっそく試してみました。
以下は、普通に照明が点いている状態で見た千円札と一万円札の印影部分です。
部屋の照明を消して今回改造したライトの光をあてると、以下のようにオレンジ色っぽく光りました。
試しに普通のLEDの光りをあてた場合は、以下のように赤色のままでした。
以下の画像において、上側は普通のLEDの光りであり、下側が今回の紫外線LEDの光りです。
参考までに、お札の裏側にある印影の方は紫外線LEDの光りをあてても特に変化はありませんでした。
今度は、以下の記事のときに改造した青色LEDのライトの光りを当ててみる事にしました。
※ 参考記事:2013年12月05日
『ランチャー 5LED 花柄ボディ』を青色で点灯するように改造した
『ランチャー 5LED 花柄ボディ』を青色で点灯するように改造した
以下の画像において、上側が青色LEDのライトです。
やはり普通の青色LEDでは印影の色に変化はありませんでした。
しかしながら、違う場所にある花の模様の色が変化している事に気付きました。
以下の画像で、例として丸で囲んだ箇所です。
普通のLEDの光りだと、以下のように黄緑っぽい色です。
紫外線LEDをあててみると、青色LEDのときと同じように色が変わりました。
どうやら普通の青色LEDに対しても色が変化する箇所があり、いろんな仕掛けが施されているような印象を受けました。
...
この後、暗い部屋の中でまわりを照らしてみると光っているものがいくつか見つかりました。
以下はカッターです。表面に付いていたホコリが光ってました。
普通のLEDの光りをあてた場合だと、以下のように全く分かりません。
以下は、置時計です。盤面外周の丸いふちの部分が白く光ってました。
部屋の照明を点けると以下のようになんともないです。
あとは以下のように衣類に付着していたホコリがたくさん光っていました。
...
さて、気になっていた安い紫外線LED(=ピーク波長:405nm)の場合だとどうなるのか試してみることにしました。
以下は『秋月電子通商』で買った『紫(紫外線)5mmLED OSSV5131A(10個入)』です。
かなり以前に買った色違いの『LED ライト スライドボタン式 ホルダー付』を利用し、先程と同じようにLEDを交換しました。
今回のLEDの場合は足の部分に出っ張りは無く、足をヤスリで削る必要はありませんでした。
以下の画像において、上側が安いLED(=波長:405nm)であり、下側は高いLED(=波長:375nm)です。
波長:405nm の安い紫外線LEDでは、お札の印影の色は特に変化しませんでした。
...
次に、普通の蛍光ペンで書いた文字に光りをあてて比較してみることにしました。
以下は、波長:375nm の紫外線LED(単価500円)の場合です。
以下は、波長:405nm の紫外線LED(単価25円)の場合です。
なぜか、波長:405nm の紫外線LEDのほうがハッキリと文字が浮かび上がりました。
蛍光ペンの場合は、安い紫外線LEDのほうが良く見えるみたいでした。
...
今度はクレジットカードに光りをあててみると、裏側の署名欄で『VISA』の文字が光りました。波長:375nm、405nm に関わらず両方とも同様に光りました。
...
更に郵便で届いた封筒に光りをあててみると、波長:375nm の方にだけ赤いバーコードがクッキリと表示されました。波長:405nm の方は全く見えませんでした。
...
参考までに、今回使用した3個のライトを並べてみました。全てダイソーで購入した『LED ライト スライドボタン式 ホルダー付』というライトです。
左から、波長:375nm の紫外線LED、波長:405nm の紫外線LED、白色LED(=ノーマル)のライトとなっています。
波長:405nm の紫外線LEDは10個入りで250円でしたが、1個25円として計算すると金額は全部で840円になりました。
ライト本体3個:315円(105円×3)
交換用のLED2個:525円(500円+25円)
こうやって考えると、そんなに悩むような割高感のある買い物ではなかったような気がしました。
好奇心が満たされて結構楽しめたし。
...
さて、最後に今年も残すところ今日1日だけとなりました。皆様良いお年をお迎えください。
以上です。
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