【カテゴリ:100均LEDライト改造の記録 その他】
『LED 懐中電灯 Wide & Spot』に昇圧回路を組み込み、単4形電池2本で使用できるように改造してみました。参考までに、今回改造した『LED 懐中電灯 Wide & Spot』は以下の記事のライトです。
※ 参考記事:2014年07月22日
『FLET'S』で買った『LED 懐中電灯 Wide & Spot』
『FLET'S』で買った『LED 懐中電灯 Wide & Spot』
昇圧回路には、『秋月電子通商』で販売されているLEDドライバICの『CL0118B』と『マイクロインダクタ47μH』の組み合わせを使用しました。
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以降、今回の改造の記録です。
以下は、分解済みのライト本体と改造に使用したパーツです。
『マイクロインダクタ47μH』は、小さいサイズのもの(=[AL0307-470K] 直流抵抗値(最大):2.6Ω)と大きいサイズのもの(=[AL0510-470K] 直流抵抗:0.55Ω max)の2種類持っていた為どちらを使うか迷いましたが、結局大きいサイズのほうを使う事にしました。
とりあえず、参考用として改造前の状態でLEDに流れている電流値などを測っておきました。
使用した単4形アルカリ乾電池×3本の開放電圧は 4.62V、LEDを点灯させたときの電圧は 4.51V でした。
点灯させたときのLEDの電圧(=Vf)は 3.346V、カーボン抵抗(10Ω)の電圧は 0.971V でした。
10Ωの抵抗にかかる電圧から電流を求めると、I(電流)=V(電圧)/R(抵抗)なので 0.971V / 10Ω ⇒ 0.0971A = 97.1mA でした。
ちなみに電圧の合計は 3.346V + 0.971V = 4.317V となり、電源電圧の4.51V よりも約0.2V程低いですが、この分は接触抵抗などによる損失だと思います。(電力だと、0.2V × 0.1A = 0.02W)
次にブレッドボードを使い、『CL0118B』と2種類の『マイクロインダクタ47μH』を使った場合の電流値を測ってみました。使用した電池は単4形アルカリ乾電池×2本です。
2種類の『マイクロインダクタ47μH』ですが、小さいサイズ(=[AL0307-470K] 直流抵抗値(最大):2.6Ω)の場合は 203mA で、大きいサイズ(=[AL0510-470K] 直流抵抗:0.55Ω max)の場合は 241mA でした。
少し電流が流れ過ぎのような気もしますが、発信回路によるパルス電流である事と、実際に使う際は少し消耗した電池を使用すればいいという事で大きいサイズの『マイクロインダクタ47μH』を使う事にしました。
...
ヘッド部分を分解し、LEDなどを取り外しました。
スプリングから抵抗を取り外しました。
『CL0118B』に『マイクロインダクタ』をハンダ付けしました。
スプリングにはリード線(赤)で繋いでハンダ付けしました。(CL0118BのVIN側)
プラス側の金具には直接ハンダ付けしました。(CL0118BのLX側)
マイナス側の金具にはリード線(黒)で繋いでハンダ付けしました。(CL0118BのGND側)
以下は単に別の角度から見た画像です。
プラスチックの筐体に組込みました。
以下は単に別の角度から見た画像です。
上からフタをするような形でプラスチックの筐体を合体させました。
カバーのようになっているヘッド部へ下から通すようにしてセットしました。
ヘッド部に銀色のシール、レンズ、白いカバーを取り付けました。
ヘッド部側と本体側を合体させました。
テール側に円い金具を取り付けました。
スイッチボタンを押し込むようにして取り付けました。
...
電池ホルダーですが、使用する電池を2本にする為、リード線を追加して電池1本分のスペースを埋めました。
電池ホルダーに単4形アルカリ乾電池×2本をセットし、ライト本体に入れました。
スイッチをオン側にスライドしてライトを点灯してみました。
以下はワイド側での照射です。
以下はスポット側での照射です。
明るさですが、体感的には改造前とほとんど同じくらいのように感じました。
ところで、いずれ電池2本でズーム可能な100均のライトが発売されるのではないでしょうか、そんな予感がしました。
以上です。
以下は、分解済みのライト本体と改造に使用したパーツです。
『マイクロインダクタ47μH』は、小さいサイズのもの(=[AL0307-470K] 直流抵抗値(最大):2.6Ω)と大きいサイズのもの(=[AL0510-470K] 直流抵抗:0.55Ω max)の2種類持っていた為どちらを使うか迷いましたが、結局大きいサイズのほうを使う事にしました。
とりあえず、参考用として改造前の状態でLEDに流れている電流値などを測っておきました。
使用した単4形アルカリ乾電池×3本の開放電圧は 4.62V、LEDを点灯させたときの電圧は 4.51V でした。
点灯させたときのLEDの電圧(=Vf)は 3.346V、カーボン抵抗(10Ω)の電圧は 0.971V でした。
10Ωの抵抗にかかる電圧から電流を求めると、I(電流)=V(電圧)/R(抵抗)なので 0.971V / 10Ω ⇒ 0.0971A = 97.1mA でした。
ちなみに電圧の合計は 3.346V + 0.971V = 4.317V となり、電源電圧の4.51V よりも約0.2V程低いですが、この分は接触抵抗などによる損失だと思います。(電力だと、0.2V × 0.1A = 0.02W)
次にブレッドボードを使い、『CL0118B』と2種類の『マイクロインダクタ47μH』を使った場合の電流値を測ってみました。使用した電池は単4形アルカリ乾電池×2本です。
2種類の『マイクロインダクタ47μH』ですが、小さいサイズ(=[AL0307-470K] 直流抵抗値(最大):2.6Ω)の場合は 203mA で、大きいサイズ(=[AL0510-470K] 直流抵抗:0.55Ω max)の場合は 241mA でした。
少し電流が流れ過ぎのような気もしますが、発信回路によるパルス電流である事と、実際に使う際は少し消耗した電池を使用すればいいという事で大きいサイズの『マイクロインダクタ47μH』を使う事にしました。
【追記】2014-07-25 16:20
大ボケの勘違いをしてました。
この2種類の『マイクロインダクタ47μH』を使用した場合の電流値ですが、LEDに流れている電流ではなくて、全体(=電源側)の電流を測ってました。
LEDに流れている電流は、電源側の3分の1〜半分程度ではないかと思います。
以下はLEDに流れている電流値の推測です。
『[AL0307-470K] 直流抵抗値(最大):2.6Ω』の場合は 65〜100mA
『[AL0510-470K] 直流抵抗:0.55Ω max』の場合は 80〜120mA
大ボケの勘違いをしてました。
この2種類の『マイクロインダクタ47μH』を使用した場合の電流値ですが、LEDに流れている電流ではなくて、全体(=電源側)の電流を測ってました。
LEDに流れている電流は、電源側の3分の1〜半分程度ではないかと思います。
以下はLEDに流れている電流値の推測です。
『[AL0307-470K] 直流抵抗値(最大):2.6Ω』の場合は 65〜100mA
『[AL0510-470K] 直流抵抗:0.55Ω max』の場合は 80〜120mA
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ヘッド部分を分解し、LEDなどを取り外しました。
スプリングから抵抗を取り外しました。
『CL0118B』に『マイクロインダクタ』をハンダ付けしました。
スプリングにはリード線(赤)で繋いでハンダ付けしました。(CL0118BのVIN側)
プラス側の金具には直接ハンダ付けしました。(CL0118BのLX側)
マイナス側の金具にはリード線(黒)で繋いでハンダ付けしました。(CL0118BのGND側)
以下は単に別の角度から見た画像です。
プラスチックの筐体に組込みました。
以下は単に別の角度から見た画像です。
上からフタをするような形でプラスチックの筐体を合体させました。
カバーのようになっているヘッド部へ下から通すようにしてセットしました。
ヘッド部に銀色のシール、レンズ、白いカバーを取り付けました。
ヘッド部側と本体側を合体させました。
テール側に円い金具を取り付けました。
スイッチボタンを押し込むようにして取り付けました。
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電池ホルダーですが、使用する電池を2本にする為、リード線を追加して電池1本分のスペースを埋めました。
電池ホルダーに単4形アルカリ乾電池×2本をセットし、ライト本体に入れました。
スイッチをオン側にスライドしてライトを点灯してみました。
以下はワイド側での照射です。
以下はスポット側での照射です。
明るさですが、体感的には改造前とほとんど同じくらいのように感じました。
ところで、いずれ電池2本でズーム可能な100均のライトが発売されるのではないでしょうか、そんな予感がしました。
以上です。
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光物は、もうやりつくした感がありますね^^;)。
何か"これっ!"って言う、新境地は無いものでしょうか?。
>光物は、もうやりつくした感がありますね^^;)。
そうなんですよねー。自分自身「またこのネタかよっ!」って思いながら記事を編集してました。
>何か"これっ!"って言う、新境地は無いものでしょうか?。
正直なところ、思いつかなくて苦しみもがいているような状況です。
ですので、しばらくはまた100均のお買い物ネタでしのいでいこうと思ってます。