『緊急充電用電池BOX』は発売元が『片山利器株式会社』の製品であり、100円ショップで税込み108円で買いました。
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以下が今回の改造で使用する『スーパー LED ズームライト』と『緊急充電用電池BOX』と『放熱基板付クールホワイトLED XPGWHT R4(5wクラス)』です。
以降、今回の改造の記録です。
『緊急充電用電池BOX』を分解して基板を取り出しました。
『昇圧IC』の表面には『E50N』と印字されていました。
取り出した基板から『昇圧IC』以外の部品を取り外しました。
以下は基板の表側です。
『ハンディーニブラー』を使い、基板から『昇圧IC』の周辺を切り落としました。
改造に利用する部品は『昇圧IC』、『ショットキーバリアダイオード』、『インダクタ』、『コンデンサ』です。
以下は改造後の配線図です。
『スーパー LED ズームライト』を分解しました。
電池ホルダーの底側(=マイナス側)を昇圧回路の組み込み用として利用します。
金鋸(カナノコ)を使って以下のように電池ホルダーを切断しました。切断後、切断面が平らになるようにヤスリで削って調整しました。
高さは、約16.5〜17mmくらいです。
以下のように電極部分の金具を取り外しました。
これに、以下のような赤いリード線と『インダクタ』をハンダ付けしました。
『昇圧IC』に『ショットキーバリアダイオード』をハンダ付けしました。『ショットキーバリアダイオード』の足の長さが足りなかった為、リード線(=LEDやICなどから切り落とした足の部分を利用)を使って延長しました。
黒いビニール電線(=マイナス)と黄色いビニール電線(=プラス)を2本ずつハンダ付けしました。
黒と黄色のビニール電線(各1本ずつ)を『コンデンサ』にハンダ付けしました。
以下のように赤いビニール電線をハンダ付けして『インダクタ』と繋げました。
電池ケース部分へ、以下のような形となるように組み込みました。(以下は組み込み後の外観です。)
グルーガン(=ホットボンド)で3箇所を接着して固定しました。
以上で昇圧回路の部分が出来上がりました。
出来上がった昇圧回路の部分は、ネジを使ってボディに固定する事にしました。
使用するネジは、壊れたストップウォッチから取り外して流用しました。
このネジを以下のようなイメージで取り付けます。
丸キリを使って以下のようにボディ側に穴を開けました。
昇圧回路の部分をボディの下側から入れ、ネジで止めました。
基板に繋がっていた細長い板状の金具を取り外しました。
昇圧回路に繋がっている黒いビニール電線(=マイナス)をこの細長い金具にハンダ付けし、もう1本黒いビニール電線(=マイナス)を付け足しました。
細長い金具をボディに押し込み、底側にはリング状の金具を取り付けました。
黄色いビニール電線(=プラス)と黒いビニール電線(=マイナス)を『放熱基板付クールホワイトLED XPGWHT R4(5wクラス)』にハンダ付けしました。
EVAシート(厚さ約2mm)をハサミで適当な大きさに切り取り、以下のように貼り付けました。(黄色いのがEVAシートです。)
LEDが載っている放熱基板をボディにセットしました。放熱基板は尖(とが)っている部分(4箇所)をヤスリで少しだけ削りました。
ヘッド部分(=レンズやカバーなど)を取り付けました。
以下はボディの内側の画像です。
単3形電池用のスペーサーには、水道用のビニールホース(内径:15mm/外径:20mm)をハサミで切ったものを使用する事としました。
ホースで作ったスペーサーに単3形電池×1本をセットし、ライトの中に入れてホルダーキャップを締めました。
スイッチを押してライトを点灯してみました。
以下はスポット照射(ヘッドを伸ばした状態)です。
改造していない標準の状態(=単4形電池×3本使用)のときよりも明るく感じました。
単3形電池×1本という事を考えれば、じゅうぶん満足できる明るさだと思います。
電流は測っていませんが、推定で約120mA程度(=あくまでも個人的な推測です)ではないかと思われ、発熱に関しても問題なさそうでした。
参考までに、以下の記事のライトと明るさを比較してみました。
以下の画像において、左側(=グリーン)が今回改造したライトで右側(=オレンジ)は上の記事のライトです。
今回改造したライトの方が、明るさに力強さのようなものを感じました。
以上です。
以降、今回の改造の記録です。
1.『緊急充電用電池BOX』を分解して基板から部品を取得
『緊急充電用電池BOX』を分解して基板を取り出しました。
『昇圧IC』の表面には『E50N』と印字されていました。
取り出した基板から『昇圧IC』以外の部品を取り外しました。
以下は基板の表側です。
『ハンディーニブラー』を使い、基板から『昇圧IC』の周辺を切り落としました。
改造に利用する部品は『昇圧IC』、『ショットキーバリアダイオード』、『インダクタ』、『コンデンサ』です。
以下は改造後の配線図です。
2.昇圧回路部分の作成
『スーパー LED ズームライト』を分解しました。
電池ホルダーの底側(=マイナス側)を昇圧回路の組み込み用として利用します。
金鋸(カナノコ)を使って以下のように電池ホルダーを切断しました。切断後、切断面が平らになるようにヤスリで削って調整しました。
高さは、約16.5〜17mmくらいです。
以下のように電極部分の金具を取り外しました。
これに、以下のような赤いリード線と『インダクタ』をハンダ付けしました。
『昇圧IC』に『ショットキーバリアダイオード』をハンダ付けしました。『ショットキーバリアダイオード』の足の長さが足りなかった為、リード線(=LEDやICなどから切り落とした足の部分を利用)を使って延長しました。
黒いビニール電線(=マイナス)と黄色いビニール電線(=プラス)を2本ずつハンダ付けしました。
黒と黄色のビニール電線(各1本ずつ)を『コンデンサ』にハンダ付けしました。
以下のように赤いビニール電線をハンダ付けして『インダクタ』と繋げました。
電池ケース部分へ、以下のような形となるように組み込みました。(以下は組み込み後の外観です。)
グルーガン(=ホットボンド)で3箇所を接着して固定しました。
以上で昇圧回路の部分が出来上がりました。
3.ボディへの昇圧回路の組み込み
出来上がった昇圧回路の部分は、ネジを使ってボディに固定する事にしました。
使用するネジは、壊れたストップウォッチから取り外して流用しました。
このネジを以下のようなイメージで取り付けます。
丸キリを使って以下のようにボディ側に穴を開けました。
昇圧回路の部分をボディの下側から入れ、ネジで止めました。
基板に繋がっていた細長い板状の金具を取り外しました。
昇圧回路に繋がっている黒いビニール電線(=マイナス)をこの細長い金具にハンダ付けし、もう1本黒いビニール電線(=マイナス)を付け足しました。
細長い金具をボディに押し込み、底側にはリング状の金具を取り付けました。
4.LEDの取り付けとヘッド部分の組み立て
黄色いビニール電線(=プラス)と黒いビニール電線(=マイナス)を『放熱基板付クールホワイトLED XPGWHT R4(5wクラス)』にハンダ付けしました。
EVAシート(厚さ約2mm)をハサミで適当な大きさに切り取り、以下のように貼り付けました。(黄色いのがEVAシートです。)
LEDが載っている放熱基板をボディにセットしました。放熱基板は尖(とが)っている部分(4箇所)をヤスリで少しだけ削りました。
ヘッド部分(=レンズやカバーなど)を取り付けました。
以下はボディの内側の画像です。
単3形電池用のスペーサーには、水道用のビニールホース(内径:15mm/外径:20mm)をハサミで切ったものを使用する事としました。
ホースで作ったスペーサーに単3形電池×1本をセットし、ライトの中に入れてホルダーキャップを締めました。
スイッチを押してライトを点灯してみました。
以下はスポット照射(ヘッドを伸ばした状態)です。
改造していない標準の状態(=単4形電池×3本使用)のときよりも明るく感じました。
単3形電池×1本という事を考えれば、じゅうぶん満足できる明るさだと思います。
電流は測っていませんが、推定で約120mA程度(=あくまでも個人的な推測です)ではないかと思われ、発熱に関しても問題なさそうでした。
参考までに、以下の記事のライトと明るさを比較してみました。
※ 参考記事:2014年11月20日
『スーパー LED ズームライト』を単3形電池1本で点灯できるように改造してみた
『スーパー LED ズームライト』を単3形電池1本で点灯できるように改造してみた
以下の画像において、左側(=グリーン)が今回改造したライトで右側(=オレンジ)は上の記事のライトです。
今回改造したライトの方が、明るさに力強さのようなものを感じました。
以上です。
【追記】2014-12-21 09:10
単3形電池用のスペーサーですが、厚さ4.0mmの『EVA スポンジシート』を利用してみました。
この詳細については、以下の記事の終わりのほうに書きました。
単3形電池用のスペーサーですが、厚さ4.0mmの『EVA スポンジシート』を利用してみました。
この詳細については、以下の記事の終わりのほうに書きました。
※ 参考記事:2014年12月21日
『ダイソー』で買った『EVA スポンジシート』(厚さ約2.5mm/厚さ約4.0mm)と『ぶつかり防止 クッションテープ』
『ダイソー』で買った『EVA スポンジシート』(厚さ約2.5mm/厚さ約4.0mm)と『ぶつかり防止 クッションテープ』
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【カテゴリ:100均LEDライト改造の記録 スーパー LED ズームライト】の最新記事
kingpcfxさんの考え方の素晴らしさと柔軟さに感動しています。
明るさの違いは元のLEDのVf約3.5Vに対してXP-Gは発光効率が高く且つVfが約2.8Vと低いのでより多くの電流を供給できているから明るいのだと思います。更に、片山利器製『緊急充電用電池BOX』を採用した効果も大きいと思います。
前回と今回の、バネが長くて余分にある空間を昇圧回路組み込みに利用することと電池ケースの一部を有効利用するのは素晴らしいアイデアです。
又、単三一本では片山利器製『緊急充電用電池BOX』のほうが電流を取り出せるという以前の実験も着眼点が良かったです。それを着実に適用していることも素晴らしいです。
今後の自分の改造でkingpcfx法を活用させて頂く場面が出て来そうです。
今回は前回の改造(=単3形電池×1本化)で気になっていたポイントをいくつか改善してみました。
自分的には満足できる結果が得られたように思います。
ただ、材料費が合計400円以上かかるのが微妙なところです。
もう少し金額を足すと、Amazon などで金属ボディ&ズーム可能&点滅機能が付いている単3形電池×1本仕様のライトが買えてしまいますので。
ライトの改造の記事が面白すぎます。
ズームledを改造して単四×四本のままで、LED XPGWHT R4を使って、180-200ルーメンくらいのライトは作れますか?
もし作れたら、護身用のウェポンライトとして有効だと思うんですが。
気が向いたら、ぜひ作って下さい(´・ω・`)
自分で作りたいんですが、知識の不足で・・・。